永瀬正敏、共演の池松壮亮&伊藤沙莉を絶賛 サプライズ花束に「マジ?」とびっくり

映画「ちょっと思い出しただけ」の公開記念舞台あいさつが12日、都内で行われ、出演者の池松壮亮、伊藤沙莉、永瀬正敏と松居大悟監督が登壇した。

映画「ちょっと思い出しただけ」公開記念舞台あいさつに登壇した永瀬正敏【写真:ENCOUNT編集部】
映画「ちょっと思い出しただけ」公開記念舞台あいさつに登壇した永瀬正敏【写真:ENCOUNT編集部】

映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」に着想を得て書き上げた楽曲を長編映画に

 映画「ちょっと思い出しただけ」の公開記念舞台あいさつが12日、都内で行われ、出演者の池松壮亮、伊藤沙莉、永瀬正敏と松居大悟監督が登壇した。

 照明スタッフの照生(池松)とタクシードライバーの葉(伊藤)の6年間の物語を描いた作品で、出演者でもあるお笑いコンビ「ニューヨーク」の屋敷裕政がMCを務めた。

 ロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観が、ジム・ジャームッシュ監督の映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」に着想を得て書き上げた楽曲「ナイトオンザプラネット」を聞いた松居監督が長編映画に仕上げたもので、映画のラストに同曲が流れる。尾崎世界観はミュージシャン役でも出演している。すでに香港、台湾、シンガポール、マレーシアなど13の国と地域での配給も決まり、映画祭への招待も届いているという。

 ジャームッシュ作品「ナイト・トレイン」に出演した永瀬をキャスティングできたことがポイントで、松居監督は「ジム・ジャームッシュのDNAというか何かを引き継ぎながら作りたいと思っていて、永瀬さんが作品の中で生きていてくれたら説得力というか力強さが出るなと思って、台本を送った流れがあります」と出演依頼の過程を説明。

 永瀬は「すごくうれしかったですね。『ナイト・オン・プラネット』を作る前とか後にジムと話しているときに、(同作の)東京編ができなかったのが残念だと(話したことを)思い出した。逆に仲間に入れていただいてありがとうございました」と感謝を伝えた。

 今作の公開日2月11日は、永瀬のデビュー作「ションベン・ライダー」(相米慎二監督)が39年前に公開された記念日にあたる。サプライズで花束が贈呈されると永瀬は「え? マジですか」とびっくり。

 永瀬は「台本になかったんでちょっと驚きました。うれしいです」と笑顔をのぞかせ、「39年前のこうした(舞台あいさつの)情景を、緊張していてあまり覚えてないことを思い出したりしています。(コロナ禍の)こういう時期に、劇場に(観客が)座っていただける幸せをかみ締めています。このお二人(池松と伊藤)が素晴らしいので、ぜひそれをかみ締めていただきたい。監督を含め尾崎(世界観)さんに感謝の映画、感謝している映画なので、その思いが一人でも多くの皆さんに届くといいなと思っています」としみじみ語った。

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