俳優の赤楚衛二、坂口健太郎が7日、都内で行われたWOWOWオリジナルドラマ「ヒル」の完成報告会に出席した。

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　今井大輔氏による漫画を原作に、他人に寄生する不法滞在者“ヒル”の運命と格差社会の闇を描く社会派復讐サスペンス。赤楚は他人になりすましをされ、殺人未遂罪で警察に追われるユウキ、坂口は“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ男・カラを演じた。

　2人が共演するのは約2年ぶりで、赤楚は「2年前は頼もしい背中だと思ったのですが、今回は頼もしさと力強さも感じた。今こうして一緒に登壇しているのが感慨深くて、うれしいです、めちゃくちゃ」とにっこり。坂口も「やっぱりうれしいですよね」と言い、「（一緒だと）楽じゃない？　舞台あいさつとか緊張するけど」と話しかけると、赤楚も「楽です！　すごい安心していられる」と信頼を寄せていた。

　赤楚が演じたユウキは父親が殺人犯という役柄で、「いろんな人にいじめられていたので静かに暮らしたいという気持ちがあった」と説明。役作りのために一時期、携帯電話やテレビなどから遠ざかる生活を送っていたが「めちゃくちゃ寂しかったですね。僕、寂しがりなんですけど（笑）、普通の幸せを手に入れちゃいけないんだという自責の念を持っていて、キツいながらもやりましたね」と振り返った。

　本作は3月4日の午後11時より配信スタートする。全12話で、前半6話がSeason1として赤楚が主演、後半6話はSeason2で坂口が主演となる。