永瀬正敏、役作りで4日間喋らず 現場での会話は「筆談とかジェスチャーで」
俳優の永瀬正敏が4日、都内で行われた映画「再会の奈良」公開記念舞台あいさつに、主演の國村隼、共演の秋山真太郎とともに登壇した。
映画「再会の奈良」公開記念舞台あいさつに登壇
俳優の永瀬正敏が4日、都内で行われた映画「再会の奈良」公開記念舞台あいさつに、主演の國村隼、共演の秋山真太郎とともに登壇した。
本作は、“今と未来、奈良と世界を繋ぐ”映画製作プロジェクト「NARAtive2020」から生まれた日中合作映画。日本に帰した中国残留孤児の養女・麗華からの連絡が途絶え、それを心配した陳ばあちゃん(ウー・イエンシュー)が、孫娘のような存在のシャオザー(イン・ズー)を頼って単身、中国から奈良にやってきた。麗華を捜し始めた2人と、元警察官という理由で麗華捜しの手伝いを申し出た一雄(國村)が、言葉の壁を越えた心温まる旅を繰り広げる姿を描く。
麗華の古い友人で、寺の管理人・剛役を演じた永瀬。耳が聞こえず筆談をするという役どころだったが、演じるにあたって苦労したことを聞かれると「(撮影の)4日くらい前から喋らないようにしていて、現場でも監督や周りの皆さんと喋らず、筆談とかジェスチャーでやっていて、終わった途端に監督たちといっぱい喋りましたね」と笑顔で語り、「撮影中、監督は喋っていいはずなのに、監督もジェスチャーだったんです。それがすごく面白かったですね。ちゃんとこちらの立場のことを考えてやっていただいたんでしょうけど、『出来上がったらまたお会いできれば』とみたいな話を楽しくさせていただきました」とコメント。
そんなポンフェイ監督の印象については「とても穏やかな優しい雰囲気を醸し出される監督で、お肉屋さんのシーンで監督が出ているのを知らなくて、“めちゃめちゃうまいじゃん”ってビックリしました」と語り、海外の監督と仕事をする面白さを尋ねられると「育ってきた文化が違うので、新しい文化を学ぶという意味でも楽しいところがいっぱいありますね」と目を輝かせた。