村上淳、SMクラブに通い詰める男性役 「性癖に目覚めるのでは」と期待も「ただ痛いだけ」
俳優の村上淳が4日、都内で映画「夕方のおともだち」初日舞台あいさつに登壇した。主演を務めた村上は「SMというものが第一のレイヤーにきている作品なのですが、見終わったあとにさわやかな気持ちになれる作品になったと思います」とアピールした。
映画「夕方のおともだち」初日舞台あいさつ
俳優の村上淳が4日、都内で映画「夕方のおともだち」初日舞台あいさつに登壇した。主演を務めた村上は「SMというものが第一のレイヤーにきている作品なのですが、見終わったあとにさわやかな気持ちになれる作品になったと思います」とアピールした。
同作は、鬼才漫画家・山本直樹の“伝説の漫画作品”「夕方のおともだち」(イースト・プレス刊)が原作。「余命1か月の花嫁」「100回泣くこと」などで知られる廣木隆一監督により、10年越しに実写化が実現した。
SMクラブに通い詰める男性を演じた村上は「撮影に入って、ムチでたたかれたら性癖が目覚めるんじゃないかと淡い期待はあった」と明かし、「でもただ痛いだけでした。撮影用のウレタン製のムチなので、そんなに痛くはないんですけど、残念ながらいまだにノーマルなつまらない人間です」と嘆いた。
また、念願の廣木組初ヒロインを務めた菜葉菜(なはな)は「山本さんと廣木監督という『エロティシズムのマエストロ』と呼ばれる二大巨匠の世界でヒロインができるのはうれしく、ありがたい」と喜びをかみしめながらあいさつ。
しかし、村上から「菜葉菜さんは『人生をかけてエロスを極める』と言っていた」と暴露されると、「あまり言わないで」と慌てて静止。「『エロスを追求する』と若気の至りで昔言っていたんです。大人の女性の色気を目指していた時期があったんですけど、まだ(そういう存在に)なれていなかったです」と謙遜したが、周囲から「この映画ではなれていたよ」とフォローされ、「私のエロスも楽しみに見てください」と前向きに呼びかけ直していた。
村上、菜葉菜のほかに好井まさお、鮎川桃果、Azumi(Wyolica)、廣木隆一監督、原作者の山本直樹が登壇した。