魔裟斗が興奮、強豪揃うONEフェザー級を斬る 「マトリックスみたい」と評する元K-1王者も
元K-1世界王者の魔裟斗が28日にシンガポールで行われる、ONEチャンピオンシップのフェザー級キックボクシングワールドグランプリの準決勝について、ABEMAの格闘チャンネルのYouTubeの中で語った。
28日にABEMAで完全生中継
元K-1世界王者の魔裟斗が28日にシンガポールで行われる、ONEチャンピオンシップのフェザー級キックボクシングワールドグランプリの準決勝について、ABEMAの格闘チャンネルのYouTubeの中で語った。
「現役時代に戦っていた70キロ。ONEと言えばフェザー級ですから、あそこの階級には注目している」という魔裟斗。「コロナがなかったらシンガポール行こうと思ってたんですよ。それくらい魅力のあるカード」と力説する。
まず言及したのは“ムエタイレジェンド”シッティチャイ(タイ)と元GLORYライト級王者ダビッド・キリア(ジョージア)戦だ。シッティチャイは「ムエタイらしい選手。(サウスポーで)左のミドル、左ストレートで試合を作っていくタイプ。とにかく前に出る圧力が強い。ムエタイ選手特有。僕の時代のブアカーオとか、とにかく前に出てミドルキックで試合を作って、左ストレートで決める。あれだけ前に出られると対戦相手はやりにくい」と称賛。一方で「パンチに対する反応が鈍い」と弱点も指摘した。
キリアについては「右のパンチが強いんですよね。あの右が当たればシッティチャイをKOする力はある」。勝負の決め手は「どっちが前に出る力があるか。テクニックならシッティチャイ。キリアの一発のパワーか。若干シッティチャイが有利かな」と分析した。
そしてもう一つのスモーキン・ジョー・ナタワット(タイ)と元K-1ワールドGPスーパーウェルター級王者チンギス・アラゾフ(ベラルーシ)の一戦についてもコメント。「アラゾフは動きすごい柔らかくてスイッチしたりしながら戦う。蹴りもフワっというような蹴りに見えるんです。今までに見たことない闘い方。マトリックスみたい」と表現した。
トーナメントの優勝者が、昨年10月に最強を誇ったジョルジオ・ペトロシアン(アルメニア)を破ったスーパーボン(タイ)に挑戦することになる。「スーパーボンと戦ったらどんな戦いになるのか、すごい楽しみ。壮絶な試合になるのか。まさに世界最強を決めるトーナメント」とワクワクしていた。
同トーナメントを含め、日本人選手も複数出場するONEチャンピオンシップは28日午後7時30分からABEMAで完全生中継される。