NHKは20日、動画配信サービス「NHKプラス」の報道関係者に向けた説明会を開催し、サービス内容や操作説明などデモンストレーションを行った。

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　NHKプラスは、受信契約者とその家族に向けた付加価値サービスを目的とした、インターネットから番組を視聴できる動画配信サービスだ。3月1日から試験配信を経て、4月1日から正式なサービスの開始を予定している。

　視聴できるのは総合テレビと教育テレビの2局で当面は南関東(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)を対象とした放送を全国に配信する。見逃し配信は放送終了後7日間の期間で見逃してしまった番組が対象となる。

　視聴するには無料の専用アプリをダウンロードして、アプリから事前登録を行えば、1つのIDで最大5画面まで視聴可能だ。つまり家族5人のスマホやタブレットから同時に視聴できる。ただしNHKの視聴者を対象としたサービスであるため、登録した情報を元に後日NHKから送られてくる確認ハガキに記載された「確認コード」を再度アプリに入力しなければならないので、スマートフォンやタブレット、PC等の操作に慣れていないユーザーにとっては少々手間な作業かもしれない。

　配信される番組はニュース、ドキュメンタリー、ドラマ、スポーツ、音楽などNHKで放送している様々な番組を予定している。ただしインターネット配信の許諾が取れた番組のみの配信であるため、全てではない。また国内限定のサービスであり、海外からの視聴はできないとのこと。画面自体は分かりやすく、ネット環境に合わせた画質設定や字幕や二か国語の対応機能も搭載されており、スマートフォンやタブレットを使いこなすユーザーには、気軽に簡単に楽しめる。

　今後の課題や様々な制約はあるが、ネット環境があれば国内でいつでもどこでも視聴可能となるため、ユーザーにとっては、ライフスタイルに合わせた新たな番組の楽しみ方ができそうだ。