元気いっぱいに喜寿を迎えたアントニオ猪木氏 暴走する長州に闘魂ビンタ

元プロレスラー・アントニオ猪木氏の喜寿を祝う会が20日、都内のホテルオークラで開催され、レジェンドレスラーやアナウンサー古舘伊知郎の豪華共演が実現した。

「喜寿を祝う会」に登壇したアントニオ猪木氏
「喜寿を祝う会」に登壇したアントニオ猪木氏

「今日からまた新しいスタート」 喜寿になってYouTubeデビュー

 元プロレスラー・アントニオ猪木氏の喜寿を祝う会が20日、都内のホテルオークラで開催され、レジェンドレスラーやアナウンサー古舘伊知郎の豪華共演が実現した。

 猪木氏は1943年2月20日に生まれ、この日で77歳、喜寿を迎えた。まず、古舘が登壇し、猪木氏の生い立ち、プロレスラーとしての伝説を力強く語り上げ、「77を超えても心はいつも戦う若人」と主役を呼び込み、入場を生実況。仁王像がプリントされた幕を突き破って現れた猪木氏は、開口一番「元気ですかー!!」とお馴染みの挨拶。さらに、「令和2年、西暦2020年2月20日ということで、2が重なっていますね。それをまとめるのが、“2”王様(仁王様)です」と得意のダジャレも飛び出した。

 喜寿を迎えた“燃える闘魂”は、「今日からまた新しいスタートを切って、歩み出そうと思っています」と決意表明。来場者には「人は出会いと別れの交差点、こうしてみなさんにお集まりいただいて、明日への大きな大きな贈り物ということで、本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。

 この日は、日本のプロレス史において功績を残した選手などをサポートする中立組織「日本プロレス殿堂会」が発足され、猪木氏も賛同メンバーとして名を連ねたことが発表された。祝う会には、同じ賛同メンバーの藤波辰爾、長州力、天龍源一郎が登壇し、猪木氏を祝福。4人で仲良く「1、2、3、ダーッ!」を叫んだのだが、突然長州が「オレたちは会長(猪木氏)の噛ませ犬じゃない!」と、かつて藤波に向けて言った“噛ませ犬発言”を猪木氏を相手に再現。藤波が慌ててドラゴンストップしても、長州の暴走は止まらない。そんな革命戦士に猪木氏が闘魂ビンタをお見舞いすると、昨年引退した長州は「もうリングを下りてるのに、まだ叩かれるんかい」とボヤいていた。

 ほかにも祝う会では、猪木氏の愛弟子である藤原喜明、猪木氏と交流がある「CHEMISTRY」の川畑要もステージに登壇。プロボクシング6階級を制覇した“フィリピンの英雄”マニー・パッキャオからはお祝いVTRが届くなど、猪木氏ならではの豪華な会となった。さらに、猪木氏の公式YouTubeチャンネル「最後の闘魂」が開設され、YouTuberデビューしたことが明らかに。このYouTubeチャンネルではほぼ毎週、猪木氏の言葉をそのままインターネットの世界に届けていくという。

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