小栗旬らNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の出演者たちが9日、物語序盤の舞台となった静岡・伊豆の国市の旅館で取材会に臨んだ。初回放送を前に、主人公・北条義時を演じる小栗は「ドキドキそわそわしています。自分たちが作ってきたものをどういう風にお客さんに受け止めてもらえるのか楽しみ」と声を弾ませた。

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　この日は地元の住民を招待した「グランド・プレミア in 伊豆の国」が開催されることになっており、取材会はその前に旅館の宴会場を舞台に開催。義時役の小栗のほかに北条政子役の小池栄子、実衣／阿波局役の宮澤エマ、北条宗時役の片岡愛之助、北条時政役の坂東彌十郎、源頼朝役の大泉洋が登場した。

　ロケ以来、再び伊豆に集結した“北条ファミリー”。撮影時の雰囲気を問われると、小栗は「今日、北条ファミリーなのに佐殿（すけどの＝頼朝）はなんでいるの？」と大泉にチクリ。大泉は「北条ファミリーでしょ、（政子と）結婚するんだから」とすぐさま応戦も、「なんとなく頼朝外しがある。若干肩身が狭い」と嘆いた。

　さらに大泉が「頼朝への敬いはあるけど、大泉洋への敬いはゼロ？」と登壇者に問いかけると、小池は「敬う理由がない。（政子への）愛が足りない」とバッサリ。小栗も「三谷さんの脚本だけど、頼朝ってイヤなやつ。『なんで僕に対してそんなこと言うのかな？』って」と笑顔で話し、終始和気あいあいな北条ファミリーの雰囲気を醸していた。