設立50周年の王道・全日本プロレスの先頭に立つのは? 群雄割拠の戦国時代に突入か
全日本は群雄割拠の時代へ
兄弟タッグといえば、外国人ではシャープ兄弟を筆頭に、ファンクス、スタイナーブラザーズ、マスカラス兄弟、マクガイヤー兄弟、ブリスコ兄弟など数多くの個性豊かな兄弟タッグがマット界を彩った。日本では百田兄弟、高野兄弟、征矢兄弟(弟の匠さんは引退)など数組が活躍している。
血は水より濃いという。ぜひとも青柳兄弟で、兄はヘビー、弟はジュニアの兄弟チャンピオンに輝いてほしい。そしてリング上はもちろんだが、コメントなどでも兄は陰湿全開、弟はあざとさ大放出で王道ファンを楽しませてもらいたい。
期待のレイとジュンの双子の斎藤兄弟は海外遠征に出発する。大成長が楽しみだが、帰国後の青柳兄弟との対戦も今からワクワクする。青柳兄弟と斎藤兄弟、兄弟コンビ2組4人がタッグ王座はもちろんシングル王座をかけて、全日本の核となる日がやってくるかも知れない。
昨年暮に3選手が退団した全日本だが、芦野とライジングHAYATOが新たに加わった。フリー選手や他団体からの参戦も積極的に受け入れている。もちろん宮原健斗、石川修司らも黙っていない。まさに群雄割拠の戦国時代に突入した。
かつて大量離脱を乗り越えた全日本。50周年の今年、3冠王者不在という非常事態をチャンスととらえ、半世紀続いた老舗の看板を守るのは誰なのか? くせ者・青柳兄弟の立ち回りから、いよいよ目が離せなくなった。
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【写真】今までにない“陰湿”スタイルが脚光…何かと波紋を呼ぶ青柳優馬のアクション