【新日】柴田勝頼、4年9か月ぶり復帰戦制す 「やれんのか、オイ!」とまさかのルール変更

新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16 in TOKYO DOME」(2022年1月4日、東京ドーム)

4年9か月ぶりの復帰戦を制した柴田勝頼【写真:山口比佐夫】
4年9か月ぶりの復帰戦を制した柴田勝頼【写真:山口比佐夫】

「WRESTLE KINGDOM 16 in TOKYO DOME」第4試合

新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16 in TOKYO DOME」(2022年1月4日、東京ドーム)

 柴田勝頼が4年9か月ぶりの復帰戦を制した。

 当初、打撃技が禁止されたキャッチレスリングルールと発表されていた。当日発表の「X」として登場したのは、柴田がコーチを務めるロサンゼルス道場の成田蓮だった。

 トレードマークの黒タイツにレガースで登場した柴田はいきなりマイクを要求。「ルール変更しましょう。プロレスだ。成田、やれんのか、オイ!」とルール変更を要求した。成田がうなずくと、「よし、ゴング鳴らせ」と合図した。

 成田はロープからの離れ際に、強烈な張り手。柴田は生き生きとした表情だ。サッカーボールキックを振り抜いた。

 グラウンドの攻防も緊迫感あふれる。鬼の形相で、まな弟子を足4の字固めで絞り上げていく。

 成田も負けていない。エルボーからストンピングの雨。師の胸板に容しゃなくミドルキックを蹴り込んだ。
 
 柴田はフロントキックからコーナーに座らせると、串刺しドロックキックで突き刺した。さらに、ロープを間に挟んでの絞首刑からコブラツイスト。バックドロップで投げ飛ばす。張り手を浴びせ、ぐったりする成田を何度も起こして蹴り上げる。らしさあふれる闘いぶりだった。

 成田も左右のキックを乱れ打って粘りを見せたものの、柴田はスリーパーからのPKで仕留めた。

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