秋山真凜、中3でプロ断念も「72」で回る腕前 父、亡母を思い「ゴルフの価値を高めたい」

タイガー・ウッズとの仕事でゴルフに再び関わることになった秋山真凜【写真:荒川祐史】
タイガー・ウッズとの仕事でゴルフに再び関わることになった秋山真凜【写真:荒川祐史】

タイガー・ウッズとの「再会」を境にゴルフの仕事が続々

「タイガー・ウッズとのお仕事です。千葉・習志野CCで開催された(米ツアー)ZOZOチャンピオンシップで来日されていて、私はナイキのイベントを見に行くつもりで応募していましたが、事務所の社長から『タイガーと仕事だよ』と言われて、『エーッ』となりました。結局、当日はナイキとは違うイベント2つの司会兼通訳をしたのですが、大会期間中もインタビュアーをすることになりました。実は私、小4のときもタイガーにお会いしていて、そのときも英語で『1週間、どれくらい練習しますか』と質問していました。そのことをお伝えすると、一生懸命に思い出そうとしてくださいました」

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 この後、秋山のもとにはゴルフ関連の仕事依頼が相次ぐようになった。21年は、国内男子のAbemaTVツアーで実況とラウンドリポートを担当し、女子プロ選手を応援するTOKYO FM「アース製薬 Dream Shot ~輝けゴルファー」(毎週土曜、午前7時30分)も始まった。

「男子の会場では、19歳でAbemaTVツアーの賞金王になった久常涼プロが緊張していると、『大丈夫だよ。頑張って』と声を掛けたりしています(笑)。幼なじみの女子選手たちは、どんどん新しい選手が出てくる中で生き残ることを考えています。その大変さが分かるので、『大丈夫。よくやっているよ』と励ましたりしています」

 そして、自身も昨年5月、九州女子アマで9年ぶりに競技ゴルフ大会に出場。第1日の「81」など、不本意な結果だったが、最近のプライベートラウンドでは「72」のパープレーで回ったという。

「大人になった分、頭を使ったプレーができていますね。今の持ち球はドローですが、フェードも打てます。意識してバックスピンをかけたり、低弾道の球を打ったりもしています。やっぱり、ゴルフは楽しいです。今後も自分でプレーするテレビマッチの番組やプロアマ大会に出たいですね。もう、ガチで勝ちいきます(笑)」

 今も福岡県内で暮らす父は、自身の経験も踏まえて「表に出ることでつらい思いをしてほしくない」と話していたという。だが、秋山は「今では私のいないところで、私の自慢をしているみたいです(笑)。なので、『もっと、頑張ろう』と思います」と声を弾ませた。今後は語学力を生かし、韓国、米国のエンタメを紹介することも希望。目標を持ち、充実した日々を送ることが、何よりもの親孝行になっている。

幼少期からのぜんそくを告白「季節の変わり目、花粉時季つらい」

○…秋山は昨年11月13日、YouTubeチャンネル「エアフューチャンネル」で、幼少期からぜんそくの持病があることを告白した。あらためて聞くと、「特に季節の変わり目や乾燥している時、花粉の時季もつらいです。ジュニアのとき、試合にとっては抜き打ちでドーピング検査があるので、薬を飲めなくて大変でした」。対策としては、「部屋に湿度と空気がキレイかを必ずチェックすること」だといい、「その数値が出る機械を持っていて、出張先ではそれを部屋に置いて確認しています。湿度のベストは50~60%です」と語った。体調管理は、今後も徹底するつもりだ。

□秋山真凜(あきやま・まりん)1996年10月12日、福岡県生まれ。幼稚園の年長、5歳からインターナショナルスクールに入り、2019年に上智大国際教養学部を卒業するまで英語での教育課程を履修し続けた。ゴルフは大学時代から再開し、ドライバー飛距離は女子プロの飛ばし屋に匹敵する約250ヤード。レギュラー番組はゴルフネットTV「ギア探」、ラジオ日本「ミヤシタファーム」、TOKYO FM「アース製薬 Dream Shot ~輝けゴルファー」、インターFM897「REAL SPORTS」。158センチ。血液型O。

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