「映画演劇 サクセス荘」95分を本番一発撮り ハプニング続出に「アクシデントも含めて奇跡」

本番一発撮りというライブ感覚が話題を集めたテレビ東京のドラマ「テレビ演劇 サクセス荘」の劇場版「映画演劇 サクセス荘 侵略者Sと西荻窪の奇跡」の大ヒット御礼舞台あいさつが3日、東京・イオンシネマ板橋で行われ、出演者の和田雅成、高木俊、spi、有澤樟太郎、荒牧慶彦、定本楓馬、玉城裕規、寺山武志、唐橋充が苦心談などで会場を沸かせた。

「映画演劇 サクセス荘」の舞台あいさつが行われた【写真:ENCOUNT編集部】
「映画演劇 サクセス荘」の舞台あいさつが行われた【写真:ENCOUNT編集部】

メンバーたちが撮影の苦労話を披露

 本番一発撮りというライブ感覚が話題を集めたテレビ東京のドラマ「テレビ演劇 サクセス荘」の劇場版「映画演劇 サクセス荘 侵略者Sと西荻窪の奇跡」の大ヒット御礼舞台あいさつが3日、東京・イオンシネマ板橋で行われ、出演者の和田雅成、高木俊、spi、有澤樟太郎、荒牧慶彦、定本楓馬、玉城裕規、寺山武志、唐橋充が苦心談などで会場を沸かせた。

 一旗あげたいと成功を夢見る若者が住んでいる一軒のアパート「サクセス荘」を舞台にしたドラマ。「買い物客や(コーヒーショップの)テーブルをダスターで拭きながらチラシを配った」という宣伝隊長・寺山の奮闘努力の成果で、この日の上映会も満員のにぎわいだった。

 ドラマ同様、映画も本番一発撮りという条件が貫かれた。26台のカメラが狙うノンストップコメディーに、「95分もありますから、さすがにカット入れるよなあと思っていたら、カットなしだった」と驚きを伝える荒牧。せりふをかんだり、ハプニングやアクシデントの続発で、それが返って物語を面白くする味付けになったという。

 荒牧は「リハーサルでかんでいたので、めちゃくちゃ置きにいってるせりふがある」と告白。リハーサルではうまく行ったという唐橋も「私、かんでいます、きれいに」と一発撮りの苦労を笑顔を交え明かした。

 緊張感を強いられる撮影だが、ドラマでも共演を重ねて来ただけに出演者の肝も座っていた。

 定本は「ハプニングがたくさん起きました。これはハプニングだなと思うシーンも、ハプニングを乗り越えて奇跡が起きている」と偶然による化学反応に満足そうな表情を見せる。

 有澤も「アクシデントも味方につけて、面白くなった感じです。アクシデントも含めて奇跡。見ていても、ハプニングの場面が分かるので、それも楽しんでもらえたら」と呼びかけた。

次のページへ (2/2) 【写真】「映画演劇 サクセス荘」でも一発撮りに臨んだ出演メンバーたち
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