1・8横浜アリーナ決戦でどんでん返し? 元日決戦でノアの未来軍がKENTA相手に大暴れ

GHCヘビー級王者・中嶋勝彦、同ナショナル王者・拳王の令和プロレス革命宣言に沸いたノアの2022年元日・日本武道館決戦。今年7・16、来年23年元日と日本武道館での開催も発表され、「新日本プロレスがいつまでもトップだなんて、ありえない。序列を覆す生き証人になってくれ」というGHC王者2人の言葉にぐっと重みが増してきた。

暴れまくった稲村愛輝(左)と稲葉大樹【写真:柴田惣一】
暴れまくった稲村愛輝(左)と稲葉大樹【写真:柴田惣一】

今年7・16、来年23年元日 日本武道館での開催が発表

 GHCヘビー級王者・中嶋勝彦、同ナショナル王者・拳王の令和プロレス革命宣言に沸いたノアの2022年元日・日本武道館決戦。今年7・16、来年23年元日と日本武道館での開催も発表され、「新日本プロレスがいつまでもトップだなんて、ありえない。序列を覆す生き証人になってくれ」というGHC王者2人の言葉にぐっと重みが増してきた。

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 中嶋と死闘を展開した潮崎豪、拳王をとことん追い詰めながら惜敗した清宮海斗ら現在のトップ選手たちの実力はすでに折り紙付き。加えてこの日、新日本から参戦したKENTAを相手に、次世代のエース候補たちがこれまた「新日本に負けない」ファイトを披露した。

 杉浦貴、桜庭和志と「杉浦軍」トリオを結成したKENTAを迎え撃ったのは、マサ北宮、稲葉大樹、稲村愛輝の「ノア未来軍」だった。

 中でも稲村が真っ向から、約7年半ぶりにノアに登場したKENTAに挑みかかった。名前とノア史上を飾った活躍、新日本での暴れっぷりは知っていても、面識はない。稲村にしてみれば、おいしいターゲットだ。

 リングでそして場外で、試合の権利があろうがなかろうが、稲村はガムシャラに突っかかっていく。最初は余裕たっぷりにかわしていたKENTAも、稲村の怖いもの知らずの攻めに段々と顔色が変わってきた。

 バチバチやり合っているうちに、稲村のパワーにKENTAが押されるシーンも目立ってきた。稲村が場外鉄柵にたたきつける。KENTAのダイビングラリアートをはね返すと、得意のぶちかましでKENTAを吹っ飛ばした。激しいエルボー合戦。もはや2人の視界には互いの姿しか映っていないようだ。

 稲村は片手でKENTAをボディスラム。なおも担ぎ上げようとすると、KENTAは顔面をかきむしって脱出し、杉浦と合体攻撃を仕掛けてきた。それでも稲村は二人まとめて豪快なラリアート葬。北宮と稲葉も負けじと、KENTAを杉浦を桜庭を攻め立てた。

最後はKENTAのgo 2 sleepに稲村が沈んだが、ノアの未来が明るいことを感じさせる稲村、北宮、稲葉の奮闘だった。

 KENTAは「何だ。正月早々。あんな生意気はことしやがって」と稲村の遠慮会釈ない猛攻にタメ息まじり。杉浦に「あなたは秋山準とか高山善廣にかなりやっていたから。同じことをやられただけ。文句は言えない」と指摘され苦笑い。「ちょっと懐かしい」とKENTAも自身の若手時代を思い出したかのようだった。

 かたや未来軍は、北宮が「ノアを去った人間が、なんで戻ってこれるんだ。俺たちが体張って歯を食いしばって、ノアを守ってきたんだ」とアピール。稲村も「このままじゃ終わりたくない。強くなって、必ず俺たちがこの居場所にいなきゃいけないことを証明する」と悔しさ全開で訴えた。稲葉は「俺はここからスタート。どんどん絡んでいく」と今後の闘いに思いをはせた。

 新日本1・8横浜アリーナ大会の「新日本VSノア」では、稲村と稲葉は、原田大輔、大原はじめ、岡田欣也とともに、石井智宏、後藤洋央紀、YOSHI-HASHI、田口隆佑、マスター・ワト組と10人タッグマッチで対戦する。石井はNEVER無差別級王者であり、後藤とYOSHI-HASHは「WORLD TAG LEAGUE2021」優勝者である。新日本のトップ選手だ。この日、KENTAにぶつけた以上の闘志でひと泡ふかせるしかない。

 北宮は潮崎と組み、EVIL、ディック東郷組と激突する。潮崎とのチームで敗れるわけにはいかない。

 新年を迎え、いよいよ気運が高まってきた新日本とノアの対抗戦。「新日本にメリットがない」「オリンピック選手と高校生が対決するみたい」「お客様としておもてなしをする」などと、新日本勢がノアを見下していると、大どんでん返しが起こる。1・1日本武道館大会でノア勢がファイトで予告してみせた。

次のページへ (2/2) 【写真】やられた感の杉浦軍のショット
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