飯豊まりえ「プライベートで休憩中によく読んでいた」 “漫画愛”で「役引き寄せた」

「恐怖」をテーマにドラマと朗読、アニメを使ってNHKのEテレで制作された「怖い絵本」。2020年11月に「シーズン1」が放送され、新感覚の恐怖体験ができるドラマとして人気となった。現在は、「シーズン3」までが放送され、毎回豪華な俳優や女優が出演し注目を集めている。

「怖い絵本」に出演する飯豊まりえ【写真:(C)NHK】
「怖い絵本」に出演する飯豊まりえ【写真:(C)NHK】

「怖い絵本」では朗読にも挑戦

「恐怖」をテーマにドラマと朗読、アニメを使ってNHKのEテレで制作された「怖い絵本」。2020年11月に「シーズン1」が放送され、新感覚の恐怖体験ができるドラマとして人気となった。現在は、「シーズン3」までが放送され、毎回豪華な俳優や女優が出演し注目を集めている。(取材・文=高橋マナブ)

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 その「怖い絵本」の最新作となる「シーズン4」が、22年1月7日午後10時30分から放送される。今回は、若手俳優として大河ドラマ「青天を衝け」に出演した板垣李光人、多くの映画やドラマで活躍する女優の芳根京子がそれぞれ主役を担当する。そして、ネットカフェを舞台にした「おいで おいで…」で主演を務めるのが女優の飯豊まりえだ。放送直前の中で、飯豊が特別に作品の見どころを話してくれた。

 この「怖い絵本」は、1作品につき10分間で朗読とドラマ、そしてアニメが次々と切り替わる不思議な構成となっている。飯豊は、どこにでもあるネットカフェの店員を演じていて、日常の中に突然現れる不思議な恐怖体験を演じている。

 まず、今回の「おいで おいで…」の原作を読んだ感想として、「鮮やかな配色ですが、絵のタッチが奇妙な世界観で、静けさの中で物語が進んでいくのも怖かったです。怖い絵本というジャンルがあることも今回はじめて知りました」と明かす。

 作品では朗読にも挑戦をしている飯豊。過去には朗読舞台の「私の頭の中の消しゴム 9th letter」に出演をしている。今回は、ドラマでの演技と合わせて朗読を行ったことで難しかった部分もあったという。「ゆったりと読んで、普段の自分の声のテンションよりも表情が分からないように淡々と進めていきました。声の強弱は実際に読んでいきながら調整をしていくようにしました。特に『おいで、おいで』というシーンは人間の声ではない不思議な声にしたいと思って、少しウイスパーボイスにしてみました。聞いている人が、後ろから声をかけられたようなイメージになるように気をつけたのもポイントです」と説明した。

 ドラマ部分の見どころとしては、「ネットカフェって少し不気味な感じがして、隅っこに何かがいそうな気がこれまでもしていたんです。そういった部分が今回の作品とリンクして、怖い感覚を共感してもらえると思います。わっ! と驚かせるように突然くる恐怖というよりも、後々になってジワッと怖さが広がる構成になっています。新年早々に怖がらせてしまいますが、楽しんでもらえると思います」と語った。

 また、撮影裏話として、「最近プライベートで漫画をよく買っていて、今回はネットカフェの店員ということで役を引き寄せたのかなと思いました。休憩中に漫画をよく読んでいました」と明かした。

 22年については、「朝ドラの『ちむどんどん』に出演をさせていただけたり、ほかにも続編モノの作品も予定していたりと楽しみな1年になりそうです。とにかく、大前提として楽しみながら、皆さんの期待に応えたいと思っています。2021年よりも2022年を楽しみたいという気持ちでいます。プライベートでは、中国茶が好きになったので、おいしいいれ方を勉強したいなと思っています」と笑いながら語った。

 飯豊が朗読とドラマに挑戦をした、「怖い絵本」の最新作は1月7日(金)に、Eテレで午後10時30分から放送予定。

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