歌手の鈴木亜美は“激辛好き”を武器として、2021年1月からYouTubeチャンネル「鈴木亜美のあみーゴTV」を開設。激辛だけにとどまらず、息子との日々や愛車紹介などプライベートな話題まで発信を続けている。“YouTuberデビュー”から約1年。動画投稿に挑戦するようになり、心境の変化はあったのだろうか。YouTube動画撮影直後の鈴木に聞いた。（取材・文＝中村彰洋）

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　プライベートでもYouTubeを見ることが多いという鈴木にとってYouTuberデビューすることは大きな決断だった。

「“見るのが好き”と“実際にやる”とでは、違うということはもちろん分かっていて、2年間ぐらいずっと悩んでいたんです。でも、どうしても激辛だったりを自分の中でもっと追求していきたいという気持ちがありました。そこで、せっかくだったら撮影もしたいと始めました」

　YouTubeへの憧れも強かっただけに、実際に動画を投稿するからには“本気”だ。「YouTuberさんはそれを仕事にしていて、命を懸けてやっています。甘い気持ちではできないということは分かっていました。自分も『そこはちゃんとしなきゃな』というのがあったので、なかなか気持ちが固まらず……。覚悟を持ってでしたね」と開始当初を振り返る。

　そんな決意のスタートから約1年。「バラエティーでのトークがラクになりました」と仕事への思わぬ影響も明かした。ひとりしゃべりをしなければならないYouTube。「今までバラエティーって苦手だったんですけど、今は自分のことが話したくてしょうがない。自分らしさが最近は出ていると思います」と手応えを感じている。