【RIZIN】朝倉未来と対照的な“静かな勝負師” 斎藤裕の自信の源「試合見た人がどう感じるか」
大みそかに行われる、格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)で朝倉未来(トライフォース赤坂)と対戦する斎藤裕(パラエストラ小岩)が単独インタビューに応じ、「12・31」最大の注目を集めるビッグマッチへの思いを語った。
405日ぶりの再戦「勝負論のある試合になる」
大みそかに行われる、格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)で朝倉未来(トライフォース赤坂)と対戦する斎藤裕(パラエストラ小岩)が単独インタビューに応じ、「12・31」最大の注目を集めるビッグマッチへの思いを語った。(文=ENCOUNT編集部・角野敬介)
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対照的かもしれない。決して派手ではない。だが、その落ち着いた、淡々とした口調の端々に自信が垣間見える。斎藤は静かに決意を示した。
「初めての大みそかですが、あんまりこうお祭り気分にはなっていない。ただ一つの勝負。勝つと負けるとでは大きく違ってくる。出たくても出られない選手もいる中で、ご縁があった。チャンスなのかなと思っています」
相手は朝倉未来。今や格闘家の枠を超え、YouTuberとしても絶大な支持を集める存在だ。斎藤は昨年11月の「RIZIN.25」でRIZIN初代フェザー級王座をかけて対戦し、3-0の判定勝ちを収めている。朝倉にとってはRIZIN8戦目で初黒星。試合後には「次やったら勝ちますよ」とリマッチを待望していた。以来、405日ぶりの再戦となる。
「勝負論のある試合になる。大みそかといえばキャラクターが強い選手が出たりする。朝倉未来選手のことは、知れ渡っている。注目度が高い試合で、自分にとっては負けられない試合です。見ている人たちからしたら、面白いんじゃないですか。相手あってのことですが、噛み合えば面白い試合になりますよ」
朝倉に対しては、リスペクトの思いも抱いている。前回の萩原京平戦は解説席で見ていたが、ファイターとしての成長を強く感じている。
「最近はすごく戦いの幅を広げている、気がする。僕とやってからも何戦(3試合)か積んでいる。クレベルともやって、経験値という意味では間違いなく上がっている。ただ1度やっているので、やりづらさはない。(一本、KO)できれば一番いいですが、思い通りには進まないでしょう」
一部で物議をかもした番組企画への参加などにも理解を示す。
「文句はまったくない。いろいろな意見があってしかり、それだけ彼の功績はでかいものがある。10人いたら、10人の個性がある。周りが言うべきではないと思っています」