中村あゆみとNOKKO デビュー37年の時を超えてステージで涙 「ママホリ2021」夢の一夜に密着
シンガーソングライターの中村あゆみが11日、都内で音楽フェス「ママホリ2021~Genking Live」を開催。NOKKO、相川七瀬、MAX(MINA&REINA)、hitomi、土屋アンナら豪華アーティストが子育て世代のママたちを応援するために集結し、ヒット曲満載の一夜限りのステージで観客を魅了した。
ママを応援する音楽フェス「ママホリ2021」密着レポート
シンガーソングライターの中村あゆみが11日、都内で音楽フェス「ママホリ2021~Genking Live」を開催。NOKKO、相川七瀬、MAX(MINA&REINA)、hitomi、土屋アンナら豪華アーティストが子育て世代のママたちを応援するために集結し、ヒット曲満載の一夜限りのステージで観客を魅了した。(取材・文=福嶋剛)
一人娘の母親でもある中村は、コロナ禍で大変なママたちの力になりたいという思いとコロナ禍で音楽活動が制限されたアーティストたちに歌える場所を作りたいという思いを一つにした、ママに休日(=ホリデー)をプレゼントする音楽フェス「ママホリ」を立ち上げた。
自らアーティストの出演交渉や協力企業への働きかけを行い、文化庁の支援も勝ち取った。また可能な限り安心してママたちにライブを楽しんでもらおうと、出演者や関係スタッフのPCR検査をはじめ、来場者全員に抗原検査キットを事前に配布して入場前に検査結果を提示してもらうなど徹底した感染対策を行った。
検温やアルコール消毒に加えて検査結果の提示という初めての試みということで入場時に多少の混雑も予想されたが、事前の説明や整列入場もありスムーズに進んだ。
開演を待つお客さんに話を聞くと「素晴らしい試み」、「子育てで憂鬱になりがちな毎日なので元気をもらえる」、「ママ同士で休日をもらえた」「妻へのクリスマスプレゼントになった」とママホリの主旨に賛同する声が多く寄せられた。
トップバッターはhitomi。ガーリーな黒の衣装で登場し、「みんな元気? 母業は大変ですよね。私も子どもが4人いるので毎日朝起きたと同時に“よーいドン”ですよ。今日は日頃の疲れを吹っ飛ばしてください! こうやってみなさんの前で歌えることが本当にありがたいです。私も疲れを吹き飛ばしたいと思います」と語り、「LOVE 2000」、「CANDY GIRL」「by myself」、「SAMURAI DRIVE」とすべてヒット曲で固めて、オープニングからアクセル全開のヒットナンバーで盛り上げた。
次に登場したのはデビュー25周年を迎えた相川七瀬。「今日は一足早いクリスマスを私はロックでお届けしたいと思います」と話し、「LIKE A HARD RAIN」、「恋心」、「Sweet Emotion」、「夢見る少女じゃいられない」とロックナンバーを次々と披露。観客はペンライトと大きな拍手で声援を送った。
歌い終わるとイベントのMCを担当したつるの剛士がステージに登場。「やっぱりキッチンよりステージが似合うよね!」と言うと会場から大きな拍手が。偶然にも相川とつるのは現在大学に通っており、つるのは「同年代で頑張っているママがいるのでお互いに勇気をもらってますよ。だってナナちゃんは、今日のリハーサルが終わってライブが始まるまで楽屋でリモート授業を受けていたんですよ」と明かすと相川は照れながら「勉強してます。卒業まで頑張りましょうね!」とエールを交換した。
3組目はデビュー以来初めてとなる2人でのステージとなったMAXのMINAとREINAがキラキラと輝くお揃いの衣装で登場。バックダンサーを従えて大ヒットナンバー「Give me a Shake」でスタート。「今日はアゲアゲナンバーを用意しました。心で踊る準備はできてますか?」とMINAが呼びかけるとアップテンポなビートにのせて「GET MY LOVE!」、「Seventies」、「TORA TORA TORA」のユーロビートメドレーを披露。息の合った2人のキレッキレのダンスにファンは座ったまま振り付けをしながら楽しんだ。
「みんながノッてくれている姿を見て涙が出ちゃう。すごくうれしいです!」とREINAは感動した表情を見せながら「来年は寅年なんで『TORA TORA TORA』でもう一度ブレークしたいです(笑)」と宣言すると客席から大きな拍手が起こった。続けてこの季節にぴったりのナンバー「一緒に・・・」をバンドの生演奏でしっとりと歌い上げ、最後は「Ride on time」で会場は一体となり前半戦が終了。