年越しそば、おせち、七草がゆ…縁起物を食べる人の割合は? ランキング形式で発表
外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が、外食のプロフェッショナルによる「トレンド座談会」を開催。「日本で毎年この日に食べるもの」について、全国の20代~60代の男女にアンケート調査を実施。男性517人、女性517人の1034人から有効回答を得た。
「毎年この日に食べるもの」について、全国の20代~60代の男女1034人に調査
外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が、外食のプロフェッショナルによる「トレンド座談会」を開催。「日本で毎年この日に食べるもの」について、全国の20代~60代の男女にアンケート調査を実施。男性517人、女性517人の1034人から有効回答を得た。
「縁起を担いだものや時節柄のもの、日本の慣習に沿った食べ物」で、「毎年飲食している」と答えた人の割合が最も多かったのは66.7%の「年越しそば」。3人に2人は毎年、年の瀬に年越しそばを食べている計算になる。
続いて2位が「年始のおせち」で55.8%、3位の「クリスマスケーキ」が52.0%と、3位までが半数を超える結果となった。この他「節分の恵方巻」「土用の丑の日のうなぎ」「1月7日の七草がゆ」などがトップ10に入った。
また、男女年代別の傾向では、1位の「年越しそば」はどの年代も半数以上と高く、幅広い年齢から支持されている一方、2位の「おせち」は50代、60代の人気が高い傾向に。「クリスマスケーキ」「節分の恵方巻」「クリスマスチキン」は特に女性の割合が高く、それ以外の多くの選択肢でも男性より女性の方が高い傾向となった。また、男性の中では20代が伝統の食事以外に新しいものを取り込む傾向にあり、「バレンタインの自分用チョコレート」は約4人に1人が毎年食べていることが分かった。
「ホットペッパーグルメ外食総研」の有木真理上席研究員は、「『伝統の食事』ともいえる歴史あるものが上位に入りました。一方、戦後以降に広まったクリスマスケーキやクリスマスチキン、さらにはここ数年で全国区になった恵方巻やバレンタインの自分用チョコレートなど、新たに文化として根付きつつあるものもランクインしました」と解説。調査結果を受け「10年後のランキングはどうなっているのでしょうか? 今年の年末はそんな話をしながら年越しそばをすするのも趣深いかと思います」と総括している。