「イナズマイレブン」主題歌担当の音楽ユニット、7年ぶり再始動「今こそ本領を発揮」
ゲームとアニメ「イナズマイレブン」の主題歌を2008年から担当し、14年に活動を休止した音楽ユニットのT-Pistonzが、19日からT-Pistonz+pugcat'sとして再始動することになった。動画配信サイト「Cry Baby Entertainment」で今年7月から配信してきた番組「Song of イナズマイレブン」で、同日午後8時から、生配信ライブを披露する。
14年に活動休止したT-Pistonz、19日午後8時から「T-Pistonz+pugcat's」として生配信ライブ
ゲームとアニメ「イナズマイレブン」の主題歌を2008年から担当し、14年に活動を休止した音楽ユニットのT-Pistonzが、19日からT-Pistonz+pugcat’sとして再始動することになった。動画配信サイト「Cry Baby Entertainment」で今年7月から配信してきた番組「Song of イナズマイレブン」で、同日午後8時から、生配信ライブを披露する。
メンバーはT-Pistonzの3人(トン・ニーノ、イン・チキータ、ヒロシ・ドット)と、2018年に放送されたアニメ「イナズマイレブン アレスの天秤」の主題歌をトン・ニーノとpugcat’sとして担当した岡本幸太の計4人。各々が7年ぶりの再始動を前にした思い、今後の活動について語った。
――7年ぶりの活動再開に至った理由は。
イン・チキータ「T-Pistonzは『イナズマイレブン』の楽曲を100曲近く作ってきましたけど、ひたすら友情とかライバル心とか、戦いの厳しさの中で生まれるものを歌ってきました。ウザいぐらいの暑苦しい歌です。そして、(新型コロナウイルス感染防止の)自粛期間中に『親しい人に会えない』ということが大きなテーマになり、今こそそういったT-Pistonzの歌が本領を発揮できるんじゃないかということで、プロデューサーの高木貴司さんが『配信ライブをやってみようか』って誘ってくれたんです。当時のファンの子たちも音楽ライブを楽しめる年齢になったでしょうし。
トン・ニーノ「当時は小学生だったイナズマ世代の子たちが、今は20歳前後で、見たいものを見に行けるようになったし、配信なら家から見れるじゃないですか。このタイミングでライブをすれば、寂しい思いをしていた人たちも一緒につながって盛り上がれるんじゃないかなと思ったんです」
イン・チキータ「お客さんが入るライブはできませんでしたけど、むしろ配信だと暑苦しさがちょっと薄まっていいんじゃないかということで(笑)」
ヒロシ・ドット「距離を取ることで緩和されて、ちょうどよくなりますからね」
イン・チキータ「『イナズマイレブン』のシリーズは1度完結して『イナズマイレブン アレスの天秤』としてリブートしたことがあるんです。その時、『音楽もT-Pistonzじゃないものに換えよう』という話になったんですが、ゲームを作っている日野晃博さん(レベルファイブCEO)が、『やっぱり、イナズマイレブンにはトン・ニーノの声がほしいね』と言って、pugcat’sが起用されたんです」
トン・ニーノ「うれしいお言葉でした。ありがたいです。ちなみにpugcat’sでは『トン兄』という名義なんですよ」
イン・チキータ「どっちでもいいよ(笑)! 新たに幸太くんがT-Pistonzの曲を歌ってくれるのが楽しみです」
岡本幸太「はい。T-Pistonz+KMCが作ってきた歴史に参加させていただくことになって、すごい楽しくていい曲ばっかりなので、T-Pistonz+pugcat’sとして、またそういう大きな風を起こせたらなって思っています」
――幸太さんがpugcat’sとしてデビューした経緯は。
岡本幸太「オーディションのような形で歌を聴いてもらい、『いいね。じゃあ、これを聴いて覚えてきて』と言われて、スタジオに行ったらトン兄さんがいたんですよ(笑)。すでに出来上がった世界観に入っていくプレッシャーはありましたけど、トン兄さんのおかげでうまくひとつになれて助かりました」
トン・ニーノ「『イナズマイレブン』のなかで登場人物たちは、『超次元サッカー』を戦っているので、『歌も超次元なことをしたいね』という話になったんです。ハイトーンボイスでハモれる幸太くんが入ってくれたのは、心強かったですね」
――新曲の制作やリリースも期待してよさそうですか。
イン・チキータ「うちらは勝手に雷門中学の軽音楽部員を名乗っているんですけど、こっちから本筋のサッカー部に影響を与えられないかって思っています。配信を見てくれている人たちとともに新たなコンテンツを作って、音楽とアニメやゲームやサッカーとの関係をもっともっと面白くしていきたいですね」