かつて全世界を読売ジャイアンツ一色に染めようという計画があったことはご存じだろうか。2000年から放送された日本テレビ系「The独占サンデー」内で人気を博したコーナー「中居正広の世界ブラックジャイアンツ化計画」がそれだ。

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　大の巨人ファンとして知られるタレントの中居正広さん、現在は巨人のヘッド兼オフェンスチーフコーチを務める元木大介さんらがメンバーとなり巨人愛を広める活動をした秘密結社が、およそ20年の時を隔てて2022年1月にDAZNとBS日テレで復活することとなった。その名も「シン・ブラックジャイアンツ計画」だ。

　来年1月中旬からの放送開始に先立ち、パイロット版「シン・ブラックジャイアンツ計画 エピソード0」が12月17日よりDAZNで独占配信されることとなった。前回に引き続き、令和版「ブラックジャイアンツ計画」でMCを務めるのは、元巨人の長嶋一茂さんだ。20年前は中居さんが用意するマニアックな「ジャイアンツクイズ」に大苦戦し、危うくMCの座を追われそうになったことも。今回も長嶋さんに難問が用意されるが、出題するのは進行役を務める日本テレビの上重聡アナウンサーだ。

　番組について「真剣に楽しみたい」と意気込む長嶋さんは、パイロット版の撮影では気合が入りすぎたのか、迷走して珍回答を連発。クイズにまつわるエピソード、野球から大幅に脱線した面白トークも盛りだくさんで「番組の中心はクイズですが、クイズ以外の面白い要素も楽しみにしてほしいですね」と語る。

　地上波で放送された20年前とは変わり、今回はDAZNとBS日テレでオンエア。インターネットに繋がる環境であれば、いつでもどこでも楽しめる手軽さが加わった。番組も時代に合わせた変化を遂げ、長嶋さんは「コアなジャイアンツファンから、野球やスポーツを考える人たちが増えていったらいいですね。ファン層は広ければ広い方がいいと思っています」と幅広いファン層へのリーチを願っている。

　1月中旬から、まずは番組乗っ取りから活動を本格再開させる「シン・ブラックジャイアンツ計画」。今回、長嶋さんがクイズに20問連続で不正解となると、MCを交代させられる可能性もあるという。一体どれだけマニアックなクイズが用意されているのか。巨人ファンはもちろん、巨人ファンではない人も、まずは難易度が“リハビリ”程度という「エピソード0」で肩慣らしから始めよう。