ミュージシャンのミッキー吉野が13日、都内で行われたミッキー吉野ラッキー70祭【Koki】プロジェクトのアルバム「keep On Kickin‘ It」リリースをPRする囲み取材に登場した。当日はアルバムに参加した音楽プロデューサーの亀田誠治とEXILEのSHOKICHIも登壇した。

　アルバム制作のきっかけについて亀田は「昨年のコロナ禍真っただ中にいきなり電話をいただいたんです。僕は何十年来ものミッキーさんのファンですから。なんぞやと思って、電話に出たらミッキーさんが『カメちゃん。僕来年70歳の古希を迎えるんだけど、新しいオリジナルアルバム、最後になるかもしれないけど力を貸してくれないかな』とふんわりとしたオファーの電話をいただきまして、火が点きました。ほかの人にやらせたくないと思いました」と振り返った。

　加えて、亀田は「ミッキーさんの音楽が大好きなアーティストたちと世代を超えて作りました。その一人一人がミッキーさんフリーク、ゴダイゴフリークです。そこに関しては一点の曇りもない。ちょっとこの子人気だから入れようという邪悪な下心はなく、100％ピュアリスペクトアルバムを作ろうと、ミッキーさんの音楽を力を込めて作りました」と熱弁した。吉野は「たくさんのアーティストが一生懸命やってくれまして、長くやってきたんですが、ご褒美だと思いました。亀田さんありがとうございました。これしかないかな」と本心を語った。

　同プロジェクトで吉野は1年間、さまざまなアーティストとコラボレーションして楽曲を制作。今回のアルバムでは、亀田誠治をプロデューサーに迎え、SHOKICHIのほかJUJU、EXILE、STUTS＆Campanella、MIYAVI、Char、タケカワユキヒデ、Mummy-D、岡村靖幸といった名だたるアーティストが参加した。

　当日は吉野の70歳の誕生日だったこともあり、サプライズでゴダイゴのトミー・スナイダーが「Happy birthday to you」を歌いながら登場。吉野は「還暦と違って古希の方がいいですね。なんでも笑えるような余裕もできて、70というのも悪くないなと思います」と笑顔で語った。