EXILEのSHOKICHIが13日、都内で行われたミッキー吉野ラッキー70祭【Koki】プロジェクトのアルバム「keep On Kickin‘ It」リリースをPRする囲み取材に登場した。当日はミュージシャンのミッキー吉野と音楽プロデューサーの亀田誠治も登壇。同アルバムに参加したSHOKICHIはレコーディングのときのエピソードを語った。

　同アルバムで布施明の「君は薔薇より美しい」を歌唱したSHOKICHIは「緊張しましたよ。大先輩とセッションできるということで。でも、どういう風にするか、最初は僕にゆだねてくれました。話が進むにつれて意気投合しましたね」と振り返った。

　また、SHOKICHIは「このグルーヴはどこから来るのかと。僕も音楽づくりを担当しているんですが、こんな大先輩の音楽をまじまじと学べる機会はないなと思いまして、『亀田さん申し訳ないんですが、出来上がった曲を分解させてもらって勉強させてもらっていいでしょうか』とお願いしたんです。亀田さんの打ち込みの曲ですとか、ミッキーさんのピアノですとか、それをきれいにまとめてグルーヴ感を出すというのが感動しましたね」と熱弁した。

　同アルバムでプロデューサーを務めた亀田は「この曲は本当に美しいメロディーな曲で、オリジナルはダンサブルなんですよ。これを今の時代の誰に歌ってもらおうかなと思ったときにSHOKICHIさんだと結びつきました。独特のハスキーさがいつもしびれていて、テレビでSHOKICHIさんが歌うと僕の耳が反応するんですよ」と絶賛。吉野は「僕は、ちょうどHIRO（EXILE）さんとたまたま横浜の同じ中学校の出身で、相談したんですよ。そしたら『それはSHOKICHIがいい』って言ってくれたんですよ」と語った。

　加えて、亀田は「オリジナルの布施さんの歌に引っ張られずに、自分のスタイルで歌ってくれたので、レコーディングは胸アツでした」と絶賛。SHOKICHIは「布施さんの元曲も何回も聞きましたが、すごすぎる。オリジナルに勝てるわけがない。自分色でオリジナルティーを出せれば、唯一無二なものになるかなと思いまして、自由に歌わせていただきました」と自信をみなぎらせた。

　同プロジェクトで吉野は1年間、さまざまなアーティストとコラボレーションして楽曲を創作。今回のアルバムでは、亀田誠治をプロデューサーに迎え、SHOKICHIのほかJUJU、EXILE、STUTS＆Campanella、MIYAVI、Char、タケカワユキヒデ、Mummy-D、岡村靖幸といった名だたるアーティストが参加した。