井上尚弥「実力差見せて勝つ」 自身初のPPVには「ファンを満足させられる試合を」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級タイトルマッチは14日、東京・両国国技館で行われる。13日は前日計量が行われ、2団体王者・井上尚弥(大橋)がリミットの53.5キロ、挑戦者のWBA10位&IBF5位アラン・ディパエン(タイ)が53.3キロで、それぞれ一発クリアした。計量後の会見では「力の差を見せて、危なげなく勝つ」と宣言。来春の統一戦を見据えた。
「ドネアがいい勝ち方しましたし、来春へのモチベーションもあります」と意気込み
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級タイトルマッチは14日、東京・両国国技館で行われる。13日は前日計量が行われ、2団体王者・井上尚弥(大橋)がリミットの53.5キロ、挑戦者のWBA10位&IBF5位アラン・ディパエン(タイ)が53.3キロで、それぞれ一発クリアした。計量後の会見では「力の差を見せて、危なげなく勝つ」と宣言。来春の統一戦を見据えた。
井上は静かに闘志を燃やした。計量はリミットでクリア。その後の記者会見では、「気持ち的にはリラックスして落ち着いている状態です。2年ぶりの日本での試合になるので楽しみにしています。素晴らしい試合をお見せする予定です」と王者の風格を漂わせた。
マスクを着けてのフェースオフでは挑戦者と約20秒、視線をかわした。「体を見てしっかりと仕上げてるなと。力の差を見せて、危なげなくしっかりと勝つだけです」ときっぱり。
見据えているのは、WBC王者のノニト・ドネア(フィリピン)との統一戦だ。「ボクサーにとってのモチベーションはリングに上がること。コロナ禍でリングに上がれるのは一番のモチベーション。ドネアがいい勝ち方しましたし、来年に春に向けてのモチベーションもあります」と力を込めた。
勝って当たり前とも目される相手。リードパンチだけで倒すとも話していたが、「それは自分の表現。それくらいの実力差を見せて勝つという意気込み」と完封するつもりだ。
自身の試合では初めてペイパービュー(PPV)での配信となるが、「明日自分がやれるべきことを出して、見てもらったファンがどう感じるか。そこを満足させられる試合はしていきたい。絶対に見てよかったなと思える試合をしたい」と決意を口にした。