北朝鮮・拉致問題が初の映画化「めぐみへの誓い」公開決定

北朝鮮による拉致事件を題材にした映画「めぐみへの誓い」(野伏翔監督)の制作発表記者会見が13日、東京・参議院議員会館で行われた。

キャスト集合写真
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映画「めぐみへの誓い」キャストが発表

 北朝鮮による拉致事件を題材にした映画「めぐみへの誓い」(野伏翔監督)の制作発表記者会見が13日、東京・参議院議員会館で行われた。

  同作は、映画拉致の残酷さと実態、拉致被害者救出を世界に訴えることを目的として、昨年7月にクラウドファンディングが実施された。現在まで支援参加者3500人以上、支援総額4850万円を超えるなど多くの人の賛同と共感を得て、本格的な映画製作が実現することになった。

 キャストは横田めぐみさん役を菜月、少女時代を坂上梨々愛、めぐみさんの父の横田滋役を原田大二郎、母の横田早紀江役を石村とも子、シンガンシュン役を大鶴義丹、金本役を小松政夫、夏仙役を仁支川峰子、田口八重子役を安座間美優、キムヒョンヒ役を小林麗菜が演じることが発表され、会見に参加した。キャストのほかに 田口八重子さんの実兄で家族会代表の飯塚繁雄さんも出席した。

 原田は「監督とは付き合いが長くて、その監督から『大二郎さんの中に横田滋さんがいます。ぜひ滋さん役をやってもらいたい』と言われました。台本を読んだとき、最後に滋さんがお客さんに話しかけるシーンがありまして、涙なしでは語れないなと思いました。けい古のときに滋さんが来たときがありまして、滋さんがタクシーから降りたときに足が見えまして、足が地面に付いた瞬間を見たら『こういうふうに芝居をやらなきゃいけないんだ』と思いました。その足は数十年もの間めぐみさんを待ち続けた足なんですよね」としみじみ語った。

 安座間は「このお話をいただいたときに、私がこんな重要な役をやって大丈夫なのかという不安がありました。いろんな人のお話を聞いたり、本を読んだりして、田口八重子さんを知っていくなかで、幼いふたりのお子さんを残して拉致されて、それでも明るくて深い愛情がある素晴らしい人柄ということに魅了されました。田口八重子さんを演じることで、私もそうなんですが、みなさんにこの拉致問題について詳しく知っていただいて、興味を持ってもらえる素晴らしい作品にできたらと思います」とコメントした。

 大鶴は「首謀者の役を演じることになりました。私もこれまでいろんな犯人や悪い役をやってきましたけど、ここまでの役は初めて。ここで僕は非道な芝居をやらなくてはいけないので、これは責任と同時に身の引き締まる思いです。逆にきっちりと責任をもってシンガンシュンを演じさせていただきます。拉致被害問題の解決に少しでも力になればありがたいです」と語った。

 菜月は「拉致事件の衝撃や、傍観しているような自分に対しての怒りを持っていて、いろんな感情をエネルギーとして一生懸命に横田めぐみさんを演じさせていただきたいと思います」と意気込んだ。

 小林は「私は日本人の役ではありません。北朝鮮で生まれてもいませんし生きていないので、感情の作り方やたたずまいなどを丁寧に伝えないといけない責任があります。風化してはならない事件なので、これから伝えていきたいです。この映画を通して奇跡を起こして事件の解決の一歩のツールになればと思っています」とアピールした。

次のページへ (2/2) 【画像】横田めぐみさん役を演じることになった菜月の実際の写真
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