女優の柴咲コウが7日、都内で行われた、映画「マトリックス レザレクションズ」マトリックスデイにサプライズゲストとして登壇し、日本語吹き替え版に参加したことが発表された。ほかにも、日本版インスパイアソングを手掛けた、ロックバンド「MY FIRST STORY」のボーカル・Hiroが登場し、特別出演としてキアヌ・リーブス、キャリー＝アン・モスがリモートで参加した。

　全世界で空前の社会現象を巻き起こしたアクション超大作「マトリックス」シリーズの最新作が、全米公開の12月22日に先駆けて、日本では17日から公開される。同作はシリーズ1作目の続編で、もし世界がまだ「仮想世界＝マトリックス」に支配されていたとしたら、もし主人公のネオ（キアヌ・リーブス）が救世主ではなかったら……という、新たな展開で物語を描く。

　同作の日本語吹き替え版に参加した柴咲は「少しですが声をやらせていただきました」とあいさつ。具体的な役どころについては、この日のイベントでは明かされなかった。

　キアヌと「47RONIN」（2013年）で共演した以来、久々の“再会”となる柴咲。当時のキアヌの印象について、「素直で真っすぐでピュアな印象があります」と、にっこり。当時を振り返り、「私自身も緊張の中で撮影をしていたので、積極的に話せなかったんですけど、日本語でお手紙を書いてくださって。そのために、日本語を練習して書いていただいて感動しました」と懐かしそうにエピソードを明かした。

　そして、リモートで登場したキアヌの姿に柴咲は「感動します。胸がいっぱいで今……」と感無量の様子。キアヌからも「本当に最高な気持ちです。こういうかたちだけど、再会できたことがうれしい」と柴咲へ言葉を送った。

　さらに、この日は全世界で初となる本編冒頭映像が14分間上映された。感想を求められた柴咲は、「マトリックスの1番最初を見たときの衝撃もそうなんですけど、またあの世界が堪能できるんだっていう高揚感がすごくって。ただ、いったいどんな世界になっていくんだろうっていうワクワクが止められない。マトリックスのファンの人たち、出演者のファンの人たちは胸アツですね」と目を輝かせた。

　最後に、柴咲は「本当にたくさんのファンの方たちが待ち遠しくしていたと思うので、たくさんの方にご覧いただけたらいいなと思いますし、私自身もこういう風にこういった場に登壇して、ご縁をいただいて少しですが声のほうに出演させていただいたこと、本当に心から感謝しています。私自身も公開が待ち遠しいです」と語った。