“体重超過常習者”KINGレイナの自宅に体重計を持って突撃 目前に迫った次戦は大丈夫?

11月末にはかった際の体重計の画像【写真:ENCOUNT編集部】
11月末にはかった際の体重計の画像【写真:ENCOUNT編集部】

「私がやらかした時にさすがだなって思うのはアンチ」

 毎回、計量クリアに焦点が当たるのもいかがかなものかとは思うものの、そうかと言って無差別級を選ぶ選択は、少なくともKINGに関しては「ない」と答える。

「無差別は嫌ですね。腰も痛いし、大変なんですよ。だから無差別は別にいっかなって感じです。もしタイトルマッチをやれるならいいですけど、それを取れちゃえばいいから(笑)。でもどうせ(無差別のベルトを)持ってる人はやらないと思うので、そっちにする価値がないですね」

 参考までに、首尾よく計量をクリアした場合、決め技は何を考えているのか。

「5分2ラウンドしかないので、1ラウンドの前半はちょろっと見て、か、スタートダッシュできるんだったら、秒で終わらせてやろうかと思って。ま、自分の売ったチケットにどのくらいの価値を出すか。試合内容で。見に来た人が疲れないで帰れる試合をしようかなと思っています」

 ちなみに、もしKINGが計量をクリアできなかった場合のペナルティーに関する見解も聞いてはみたが、DEEP佐伯繁代表の言葉を借りると、「KINGは基本、うそから始まる」だけに、どこまでが本当の話なのかを確認することができなかった。

 一説によると、相手の購入したチケットを買い取るなり、相手のファイトマネーを支払うなりのペナルティーが科せられるらしいが、そういったマイナス面ではなく、当たり前のように計量をクリアして、試合内容で勝負する、本来のプロとしてあるべき話題の取り方を熱望する。

 …と書きながら、今回も計量に失敗して、「またか。さすがだなKING」という場面ももちろん想定している。そう話すと、KINGは「それ、アンチじゃないですか。私がやらかした時にさすがだなって思うのはアンチ」とのこと。  

 いずれにせよ、今回は無事に計量をクリアすることができるのか、それとも5回目の体重超過が待っているのか。

 試合に注目する前に、そこに注目が集まるのはKINGらしいが、最後に改めて本音を記述すると、KINGには今回、無事に計量をクリアしてもらう必要がある。

 というのは、KINGの体重超過を事前に記事にできるのは、大前提としてクリアするはずだ、という目算があってのこと。過去に4回の失敗例がある限り、できれば失敗を問うような記事を書きたいと思う記者の数のほうが少ないように思う。

 果たして今回の結果はいかに。計量の結果は、10日に明らかになる。
 
 あ、試合は翌日の11日。本来はそれに向けての記事なので、そこはお忘れなく。

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