山田裕貴、主演舞台での苦悩明かす「若輩者で未熟者で力不足を感じている日々」
俳優の山田裕貴が6日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた、音楽劇「海王星」のフォトコールと初日前会見に登壇。山田、松雪泰子、ユースケ・サンタマリア、音楽監督の志磨遼平氏、演出の眞鍋卓嗣氏も登場した。
音楽劇「海王星」初日前会見&フォトコールに登壇
俳優の山田裕貴が6日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた、音楽劇「海王星」のフォトコールと初日前会見に登壇。山田、松雪泰子、ユースケ・サンタマリア、音楽監督の志磨遼平氏、演出の眞鍋卓嗣氏も登場した。
同作は、作家・寺山修司氏が「天井棧敷」結成前に書いた未上演の音楽劇。出港しない船上ホテルを舞台に繰り広げられる、父と息子と父の婚約者をめぐる、甘く悲しい祝祭劇だ。
主人公・猛夫を演じる山田は、初日を迎え「この舞台に立つ皆さんが、この『海王星』をやり切れたって思えるような舞台になれたらいいなと。僕がまだ、若輩者で未熟者で力不足を感じている日々なんですけど、みんながこれをやり切って、楽しくここで生きられたら、お客さんもそれを楽しんでもらえるんじゃないかなっていうことを思って、今日初日を頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
また、3時間に及ぶ台本を読み、山田は「読んだだけでは、こういう人物だということを決めてはいけない気がして」と感想を述べ、「けいこ場ですごく確かめていく作業が多かった」とけいこを振り返った。
初日を迎えた今なお役について考えているそうで、「お話としてはシンプルなんですけど、感情の隅まで伝えるにはどうしたらよいかを考えて、集中力を一個も逃さない。感情がフラットでいられるシーンがない。苦しいですよ……」と心境を打ち明けつつ、「それがやりがいでもありますし、日々進化していく舞台になるかもしれない」と力を込めた。
公演は30日まで同所で行われるほか、大阪、富山、宮城、青森、名古屋でも上演される。