神尾楓珠が“男性同士の愛”を初経験 今井翼との共演は「優しさがあふれ出ていた」

俳優の神尾楓珠が3日、都内のTOHOシネマズ池袋で行われた、映画「彼女が好きなものは」(草野翔吾監督)初日舞台あいさつに登壇。本作に出演する山田杏奈、三浦獠太、今井翼とのエピソードを語った。

舞台あいさつに登壇した草野翔吾監督、山田杏奈、神尾楓珠、三浦獠太(左から)【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した草野翔吾監督、山田杏奈、神尾楓珠、三浦獠太(左から)【写真:ENCOUNT編集部】

山田杏奈とは3度目の共演も「新鮮な感覚でした」

 俳優の神尾楓珠が3日、都内のTOHOシネマズ池袋で行われた、映画「彼女が好きなものは」(草野翔吾監督)初日舞台あいさつに登壇。本作に出演する山田杏奈、三浦獠太、今井翼とのエピソードを語った。

 本作は、ゲイであることを隠しながら生活する男子高校生とBL好きの女子同級生との恋愛を通じ、世間にはびこる“ふつう”という価値観とのギャップに向き合う男女の姿を描いた小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫)が原作。2019年にNHKで「腐女子、うっかりゲイに告る。」のタイトルでドラマ化もされ、大きな反響を呼んだ。

 主人公の安藤純を演じた神尾は「無事に初日を迎えることができてホッとしています」とあいさつ。山田とは3度目の共演となったことを受け、「初めて共演したのが5年前。今回が一番掛け合いをする役柄で新鮮な感覚でした」と感想を述べ、山田も「回数を重ねて安心感のようなものはありつつ、ずっと引っ張ってもらっていました」と語った。

 映画初出演となった三浦は共演した神尾の印象について、「最初会ったときは暗くて、怖い人だと思っていたけど、実は明るくて、今は『ふうちゃん』と呼ばせてもらえる仲になりました」とコメント。一方、神尾は三浦について、「今、ドラマで共演しているんですけど、そのときはテンションが高い。この作品のときは、初めてという緊張もあって、あまりつかめなかった。変な人だとは思っていましたけど」と笑顔を見せた。

 今回の舞台あいさつに登壇できなかった今井からのビデオメッセージが上演され、純の恋人・佐々木誠を演じた今井は、「男性同士のそういった関係性を描くのは初めての経験でしたが、神尾君のリード力のおかげで、包容力を大切にしながら演じさせていただきました」と感謝。今井のメッセージを受け神尾は「僕も初めての経験でした、男性同士の愛を描くのは。包み込むような優しさがあふれ出ていた。僕としては今井さんというより、誠さんという感じでした。そのおかげで(役に)すんなり入れました」と今井の包容力を振り返った。

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