世界遺産近くの“古墳盛”ラーメンが話題 特注の器は「完成まで丸3か月」

「ラーメン屋に“古墳盛”って書いてあったから頼んだらエライのが来たw」。鍵穴のような歪な形の器に浮かぶ、黄金色のスープ。あるラーメン店を利用した客の投稿がSNS上で話題となっている。お店の名前は「ラーメン砦」。長崎・佐世保に本店を持ち、大阪府内に4店舗を構える「貝白湯ラーメン」の専門店だ。

えかきどう(@E_K_D)さんがツイッターに投稿した“古墳盛”ラーメンの画像【写真:ツイッター(@E_K_D)より】
えかきどう(@E_K_D)さんがツイッターに投稿した“古墳盛”ラーメンの画像【写真:ツイッター(@E_K_D)より】

長崎・佐世保に本店を持ち、大阪府内に4店舗を構える「貝白湯ラーメン」の専門店

「ラーメン屋に“古墳盛”って書いてあったから頼んだらエライのが来たw」。鍵穴のような歪な形の器に浮かぶ、黄金色のスープ。あるラーメン店を利用した客の投稿がSNS上で話題となっている。お店の名前は「ラーメン砦」。長崎・佐世保に本店を持ち、大阪府内に4店舗を構える「貝白湯ラーメン」の専門店だ。

 各メニューにプラス300円で麺やスープの量が倍になる「古墳盛」を提供しているのは、4店舗のうち三国ヶ丘店のみ。同店のオーナーは「三国ヶ丘には一昨年の10月に出店したんですが、ちょうどその年に周辺の百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に登録されまして。お店は仁徳天皇陵のすぐそばなので、何かゆかりのある商品を作れないかなと」と誕生の経緯を語る。

 珍しい古墳型の器を作るにはかなり苦労したといい「もちろん特注の手作りです。陶器屋さん4軒に『無理無理』と断られて、5軒目でようやく受けてもらえた。『前方』の四角いところと『後円』の丸いところのつなぎ目が特に割れやすく、焼いたら形が変わってしまったりと完成まで丸3か月かかりました」。店舗には10皿の用意があるというが「普通の器より大きい分だいぶ重いので、たまに団体さんで複数注文があると大変ですね」と笑う。

 周辺には他にも「古墳カレー」や「はにわぷりん」など、歴史のロマンを舌で感じられる名物が数多くあるといい、「観光でいらっしゃった際にはぜひおいしくて楽しい名物も味わっていってください」と話している。

次のページへ (2/2) 【写真】「ラーメン砦」公式インスタグラムで掲載されている“古墳盛”ラーメン
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