柳澤秀夫氏 コロナ感染者急減も「あちこちに行くテレビ企画が多い」 気を引き締める特集を要望

元NHK解説委員でジャーナリストの柳澤秀夫氏が26日、コメンテーターを務めるテレビ朝日系「ワイド!スクランブル」(月~金曜、正午)に生出演し、東京都が都民を対象に都内の旅行費を助成する観光支援策「もっと楽しもう!TokyoTokyo」(もっとTokyo)の再開を検討している問題や新型コロナウイルス感染者数急減による紅葉見物の活発化などについて問題提起した。

テレビ朝日【写真:ENCOUNT編集部】
テレビ朝日【写真:ENCOUNT編集部】

都民対象で1泊5000円、日帰り1回2500円程度の補助 来年2月再開へ

 元NHK解説委員でジャーナリストの柳澤秀夫氏が26日、コメンテーターを務めるテレビ朝日系「ワイド!スクランブル」(月~金曜、正午)に生出演し、東京都が都民を対象に都内の旅行費を助成する観光支援策「もっと楽しもう!TokyoTokyo」(もっとTokyo)の再開を検討している問題や新型コロナウイルス感染者数急減による紅葉見物の活発化などについて問題提起した。

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 柳澤氏はまず、都の飲食店(認証店)の人数制限が1グループ4人以内から8人以内に緩和(12月1日以降)されることについて「かなり羽目を外す人はすでに外しているような気がします。ですから4人を8人にしたとしても実態としてはどうなのか」と疑義を呈した。

 そのうえで、「毎回申し上げていますが、ワクチンを2回接種したからもう感染しないということじゃないですよね。ブレークスルー感染のこともありますから。そうすると、ワクチン接種証明、あるいは陰性証明というものは万全ではないということも肝に銘じておきたいです」と強調。

 また、1泊5000円、日帰り1回2500円程度の補助を行う都の観光支援策が番組内で紹介された後は、「これだけ感染者が減っている今だからこそわれわれが心がけねばならないことはどういうことなのか。紅葉の季節ですからあちこちに行こうというテレビの企画テーマが多いですが、逆にこういう時だからこそ気を引き締めなきゃいけないことはこういうことだということをテレビでもぜひ特集してほしいな、という気がします」と要望した。

 柳澤氏のコメントに司会を務める大下容子同局アナウンサーは「備えあれば憂いなしといいます」との言葉を添えた。

「もっとTokyo」は昨年10月から開始され、政府の観光支援事業「Go To トラベル」との併用や期間中何回でも利用可能なことから予約が殺到したが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け約1か月で取り扱いを中断していた。都では来年2月ごろの再開を検討している。

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