RIZIN TRIGGER参戦の奥田啓介が激白 「他流試合」の前には「必ず高山VSフライ戦を観ます」

「殺されたかと思った」試合を何度も経験 奥田の“戦歴”とは

 例えば鈴川真一戦(14年12月1日、後楽園ホール)では「馬乗りになった鈴川から掌底がフルで降ってくるんですよ。殺されるかと思いましたよ。一発で意識が飛びましたもんあれ、覚えてないですよ」とコメント。

 ちなみに鈴川とは、大麻不法所持で大相撲を解雇され、IGFに入団を果たした元若麒麟。得意の張り手は「マーダービンタ(「殺し」の張り手)」と呼ばれていた。

 さらにスーパータイガー戦(15年8月23日、両国国技館)でも「殺されたかと思った」(奥田)。

「今もイケイケですけど、あのときは何も知らないガキだったので、誰このマスクマン? だと思っていたし、先輩にも『ぶっ殺しに行け』って言われたから、僕もつぶしに行ったけど、その72倍くらいでつぶされました(苦笑)。最後、顔面を蹴り上げられて。あれも記憶ないですね。ヤバかったですね」

 そう言いながら奥田は、あらためてその壮絶さを振り返った。

「例えるなら『おかあさんといっしょ』(子ども向け番組)を見ていたら、いきなり政治の番組に変わっちゃったような。厳しいものをいただきましたね。あのときに思ったのは、このリングは生半可な気持ちでいたら殺されるなって。だから僕自身、強くならないといけないと思いました」

 階級制でのMMA戦と違い、IGFの基本は無差別。例えば当時105キロの奥田に対し、鈴川は125キロと20キロという体格差があった。そうなると、奥田にとってRIZINは「安全」とは言い過ぎだが、危なくなりそうな前に試合を止める「競技」。IGFとは危険度の種類が違った。

「もちろん(RIZINも)危険なところっちゃあ危険なところなんですけど、僕は今まで生きるか死ぬかみたいなことはやってきたなとは思います」

 そう言いながら奥田の口から飛び出したのは、藤田和之VS澤田敦士戦(15年大みそか、両国国技館)だったが、この試合は裏でRIZINの旗揚げ戦があったことから、それに負けまいとする両者の思いが交錯した、文字通り、危険度MAXな一戦だった。

「あれぐらいむちゃくちゃして止めるなら分かるんです。いや、あそこまでやってもレフェリーは止めてなかったんじゃないですかね」

 結果、試合後には澤田が藤田の鉄拳で眼窩底骨折に追い込まれる憂き目に。

 そんな試合を何度も目の当たりにしてきた奥田からすれば、たとえ時代錯誤と言われようと、「『決闘』だったらとことんやらせろよ」という理屈でいるのも分からない話ではない。

「勝つか負けるかっていうより、死ぬか生きるか。それはありましたね。良い経験できましたね。そこは感謝しています。試合でもまれましたからね」

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