仮面ライダー俳優・奥野壮、初主演映画「2・25」に公開決定「何か伝わるものがあってくれたら」

俳優の奥野壮が初主演を果たした映画「灰色の壁 ―大宮ノトーリアス―」が2022年2月25日に全国公開されることが決定した。新型コロナウイルスの影響で公開延期になっていた。

主人公・暴走族の総長を演じる奥野壮【写真:(C)2021「灰色の壁-大宮ノトーリアス-」】
主人公・暴走族の総長を演じる奥野壮【写真:(C)2021「灰色の壁-大宮ノトーリアス-」】

新型コロナウイルスの影響で公開延期となっていた

 俳優の奥野壮が初主演を果たした映画「灰色の壁 ―大宮ノトーリアス―」が2022年2月25日に全国公開されることが決定した。新型コロナウイルスの影響で公開延期になっていた。

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 同作は、平成初期の埼玉を舞台に、暴走族の抗争から暴力団まで巻き込み、最後には少年刑務所へと収監された、ある男の実話を基にした暴力と義理人情、贖罪(しょくざい)と挑戦を描いた物語。

 ささいな一言から暴力団の策略にはまり、少年刑務所に入る主人公、暴走族の総長・吉田正樹役を奥野が演じる。

 奥野は、特撮テレビドラマ「仮面ライダージオウ」で主役の仮面ライダージオウ/常磐ソウゴ役で俳優としてデビューし、その後、映画「私がモテてどうすんだ」(20年公開)、「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」(21年公開)に出演するなど若手注目株の俳優だ。

 奥野の他に吉田正樹の妻で、夫の収監により不当な扱いを受けながらも正樹を信じて待ち続ける、さゆり役をモデルの紺野彩夏が演じ、少年刑務所の看守として厳しくも正樹を模範囚へと導く杉山役としてテレビ・映画・舞台などで幅広く活躍している陣内孝則が出演する。

 公開決定に対し奥野は「昨年、今年とコロナウイルスの影響で公開時期が何度も延期になってしまいましたが、こうして無事映画を公開することができることになって本当にうれしいです。『たった一言』で自身や周りの人生が大きく変わってしまった青年を描いた作品です。この映画を見た全ての方に何か伝わるものがあってくれたらと願っています。魂込めて撮ったのでぜひ多くの方に見ていただきたいです」と喜びと作品に込める思いを明かした。

 共演の紺野は「はじめて母親役を演じたこと、そして8年間辛抱強く夫の帰りを待ち続ける、強いと言う一言では表しきれないくらいの心を持った女性を演じたこと、私自身にとってとても印象に残る作品になりました。匿名で良いことも悪いことも書き込めるようになった今の時代。この映画を通して、自分の行動や世の中にある偏見と差別について、考え直すきっかけになる映画になったと思います。私が演じたさゆりのように、正樹が立ち直っていく姿を見守っていただけたらと思っています」と語った。

次のページへ (2/2) 【写真】奥野壮らの場面カット
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