井之脇海、“京ことば”に苦戦 松本穂香からは“アメ”を阿部進之介からは“ムチ”を

俳優の井之脇海が22日、都内で行われた、「ミュジコフィリア」公開記念舞台あいさつに登壇。松本穂香、ゲストプレゼンターとしてピアニストの角野隼斗も登場し、井之脇の誕生日を祝った。

舞台あいさつに登壇した井之脇海【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した井之脇海【写真:ENCOUNT編集部】

映画「ミュジコフィリア」公開記念舞台あいさつ

 俳優の井之脇海が22日、都内で行われた、「ミュジコフィリア」公開記念舞台あいさつに登壇。松本穂香、ゲストプレゼンターとしてピアニストの角野隼斗も登場し、井之脇の誕生日を祝った。

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 原作は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を2度にわたり受賞している漫画家・さそうあきらによる音楽シリーズ三部作の最終作。天性の音楽の才能を持ちながらも音楽を憎んできた主人公・漆原朔(井之脇)が、京都の芸術大学に入学し、朔に思いを寄せるピアノ科の浪花凪(松本)に出会ったことによって、音楽への才能が開花しはじめる姿を描く。

 長編映画初主演となる井之脇は公開を迎え、「前まで番手は関係ないと思っていたんですけど、今回主演をやらせてもらってお客さんの声をたくさん聞いたり、知り合いからたくさんメールが来たり、主演できて良かった。映画に携わる者として、自分の主演作が公開される喜びを噛みしめています」と感慨深い様子で心境を語った。

 松本とはNHK連続ドラマ小説「ひよっこ」以来、2度目の共演。当時は、先生と生徒の関係で井之脇は松本について、「ガッツリお芝居したことがなくて、今回楽しみだった。(生徒)20人の中で、とても強いパワーみたいなものを合唱の時から感じていて。その時に感じたことは間違っていなかったというか、凪としてすごいパワーを投げてくれた」と伝えると、松本は「ありがとうごいます」と照れ笑い。

 また、劇中で京都の“京ことば”に挑戦した井之脇は、関西出身の松本に相談していたそうで「松本さんに『合っている?』聞くと、いつも優しく『大丈夫ですよ』って言ってくれて、助かっていました」と、にっこり。一方、同じく関西の阿部進之介については、「(劇中で)劇中で朔を振り回すんですけど、現場に居る時も阿部さんは僕のことを振り回していて。『お前、その関西弁ちゃうやろ』みたいなことを。松本さんからはアメとムチのアメをたくさんいただいたんですけど、阿部さんからムチで本当にビシバシ叩かれていました」と撮影の裏話を明かした。

 さらに、24日に26歳の誕生日を迎える井之脇に、山崎育三郎からビデオメッセージが届き、「てっきり、山崎さんとの思い出を聞かれると思って、一生懸命考えていたのが全部飛んでパニックですけど……。本当にうれしいです」と、にっこり。松本からは「26歳のますますのご活躍をお祈り申し上げます」と祝福された。

 そして、井之脇がファンだというピアニストの角野がゲストプレゼンターとして駆け付けた。角野から花束を受け取った井之脇は「今日お会いできて、うれしいです。僕と同い年なんですけど、僕もピアノをやっていたのですが、音一つ一つに魂みたいなものが感じられるピアニストだと思っていて、本当に大好きです」と目を輝かせた。角野が「角野隼斗Happy Birthday To Everyone 12の調によるバースデー変奏曲」を演奏し、映画の公開と井之脇の誕生日を祝うと、井之脇は「感動しちゃいました。大ホールで聞いているようなスケール感。26歳、最高のスタートになるんじゃないかな」と声を弾ませた。

 最後に、「この2年間ほどは、なかなか思うように人に本音をぶつけられない期間が続きましたけど、そういうことを経験してきた私たちだからこそ、今だからこそ、この映画が何か届くものがあるんじゃないかなと思っておりますので、楽しんで見ていただけたらなと思います」と力強くメッセージを送った。

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