――今回のセットリストのこだわりは？

谷口「リーダー、どうですか？」

福田「うーん、ベースは変えたくないなって。『勝手に！四国観光大使』のファンの方は今までどおりの私たちを愛してくださるかなと思ったので、基本はそのままをモットーにしつつ、メンバーが普段やりたい曲、あんちゃん（川又）とかゆきりか（宗雪里香）はかわいい系、ももちゃん（立仙百佳）と（吉崎）凜子はエモい系、カッコいい系を踊りたいと希望を教えてくれたので、なるべくそれに沿って組みました。『今、Happy』は歌詞に電車が出てくるので（岡山と香川間を走る）マリンライナー、『フェリー』は本州と四国をつなぐ船、以前入れていた『アッカンベー橋』は瀬戸大橋みたいな感じで、テーマがあります。メンバーのモチベーションを上げつつ、四国らしさも忘れずに、と考えました」

谷口「2チームで分かれてやるってこれまでなかったよね？」

福田「うん。『勝手に！四国観光大使』の2期生はあんちゃん、みほりん（田中）、それにほかのメンバーも素直な子が多い！　みんな、なんでもひたむきにやるところは尊敬するし、私たちも安心して自分たちのポジションを任せられる。徳島・香川公演組はどちらかと言えば“お姉さんぽい”チームだけど、高知・愛媛公演組は（16歳の）ももちゃんがいてよりフレッシュさが強かったりね（笑）。向こうは1期生がまひちゃん（谷口）と（兵頭）葵ちゃんだから、私は2人が引っ張るチームに期待していて、また違った『勝手に！四国観光大使』になるんじゃないかとすごく楽しみにしてる」

――2期生の川又さん、田中さんから1期生・ドラフト3期生の先輩はどのように映っていますか？

谷口「耳ふさいでおいたほうがいい？（笑）」

一同「（笑）」

川又「セトリも『どういう曲をやりたい？』と私たちに聞いてくださって、その日に、2期生同士で『うれしいよね！』って話していたんです。自分たちがやりたい曲をできることに本当に感動しました」

田中「セトリが決まったあとも、『これで大丈夫？』と確認してくださって、衣装とかも『これでいいかな？』とみんなの意見を聞いてくださりました。自分がやりたいことをファンの方に見せられて、本当に良かったなと思います。個性が強いメンバーさんがたくさんいて、話していてすごく楽しいので、もっともっと仲良くなりたいです」

――榊さんは卒業を控え、『勝手に！四国観光大使』での活動は今回のツアーが最後になります。どんな思いで臨んでいましたか？

榊「今までは1期生だけで活動してきて、やっと2期生のみんなと一緒にできる機会が巡ってきたのに、卒業してしまうのは私もすごく悲しいです。最後の思い出じゃないですけど、みんなで楽しいツアーにできたら、という気持ちでした」

――沖さんの「ヘタレたちよ」のセンターはかなりインパクトがありました。

福田「沖ちゃんの『ヘタレたちよ』、めっちゃ良くない？」

谷口「うん、はまり役！」

福田「本当に最高！」

沖「ありがとうございます（笑）。1期生、ドラフト3期生、2期生がバランス良く混合でパフォーマンスをやるってことがあまりなかったので。今までは1期生・ドラフト3期生の中に、2期生が少し入るみたいな感じ。こうやってハーフ＆ハーフで（笑）、新しい『勝手に！四国観光大使』が見せられたんじゃないかなと思います」

――谷口さんは今回のツアーで唯一、四国すべての県を回り、計14公演に出演します。11月27日から始まる高知・愛媛公演組ではけん引役も求められることになりそうです。

谷口「そうですね……（苦笑）」

福田「かわいい（笑）」

谷口「私はキャラ的にリーダーっぽくないですけど、いい感じにバランスはとれるかなって（笑）。公演数が多いなかでも、パフォーマンスを落とさず、みんなを引っ張っていけるくらいのパワーで駆け抜けたいと思います」