小芝風花、鹿児島ロケで変化“芋焼酎好き”に 桜島を見るたびに「心が浄化」

女優・小芝風花がこのほど、鹿児島県内で、主演するNHKの鹿児島放送局が制作する地域発ドラマ「この花咲くや」(来年春、BSプレミアムで放送予定)のロケ取材会を共演の吉岡秀隆、永作博美、犬飼貴丈と行った。

取材会に出席した小芝風花【写真:(C)NHK】
取材会に出席した小芝風花【写真:(C)NHK】

BSプレミアムのドラマ「この花咲くや」の取材会に出席

 女優・小芝風花がこのほど、鹿児島県内で、主演するNHKの鹿児島放送局が制作する地域発ドラマ「この花咲くや」(来年春、BSプレミアムで放送予定)のロケ取材会を共演の吉岡秀隆、永作博美、犬飼貴丈と行った。

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 物語は、鹿児島を舞台に、仕事で伸び悩み、恋人からのプロポーズにも応えきれない不動産会社勤務の坂元知花(小芝)と桜島が見えない家を探す津村幸次郎(吉岡)の、寄り添うことに素直になれない2世代の男女が天災と隣り合わせの街で幸せを探す姿を描く。

 小芝は桜島について「すごく優しい山だなっていう印象になりました。もちろん、噴火することもあり、力強い部分はあると思うんですけど、見ていて心が浄化されました。荒々しいものがあまり表に見えなくて、毎日ホテルからロケバスに乗るまでに、すごくきれいに見えるスポットがあって、『今日の桜島はどれだけくっきり見えるんだろう』『もやがかかるんだな』とか感じながら過ごしています。本当にその日によっても、見る時間によっても印象が違うなって思いました」と語った。

 また、鹿児島に滞在して撮影したことで収穫も。「芋焼酎が好きになりました。もともと癖が強くて、苦手意識があったんですけど、鹿児島にきて飲ませていただいたらこんなに飲みやすくておいしいんだって思いました。ご飯屋さんに行ったときにどんな種類の焼酎が置いているのか、銘柄を見るだけでワクワクするようになりました」とうれしそう。

 演じることで心掛けていることも紹介。「これまで私が演じさせていただいた役って結構、『THE・成長していきます』とか一歩踏み出しますっていう役が多かったんです。この作品では、ずっと怖くて閉じこもっていたけど、一歩踏み出してみようかなっていう小さな変化が、演じる知花にとってはすごく大きな変化。すぐには、人は変われないところがあるけれど、それでも苦しいことがあっても生きていかないといけない、前を向きたいっていう人の気持ちをすごく大切にしながら演じています」と説明した。

 また、作品もPR。「鹿児島に住んでいる人の桜島と、全然違う地に住んでいる人の桜島のイメージが違うように、本当に一言一言だったり、人それぞれ考え方が違ったり、救いになる言葉もあれば、すごく怖くなる言葉もあって、人ってすごく難しいなって感じる作品です。このドラマを撮らせていただいてから思うことが増えて、きっぱり答えが出ているわけじゃないですけど、前に踏み出したいっていう気持ちがあるっていうのがすてきだなと思いました。力強さだったり、迷ったり、トラウマがあったとしてもそれでも前に進んでいきたいという人の強さと桜島の力強さがリンクしている作品だと思います」と語った。

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