ドラマー菅沼孝三氏が大腸がんのため62歳で死去 数々の有名アーティストをサポート

ドラマー、菅沼孝三氏が8日に死去したことが明らかになった。62歳。孝三氏の娘で、ドラマーのSATOKOが自身のHPで公表した。豊富な手数を生かしたドラミングで“手数王”の異名で知られた。

菅沼孝三さん【写真提供:(C)Kozo Suganuma】
菅沼孝三さん【写真提供:(C)Kozo Suganuma】

娘のSATOKOが公表

 ドラマー、菅沼孝三氏が8日に死去したことが明らかになった。62歳。孝三氏の娘で、ドラマーのSATOKOが自身のHPで公表した。豊富な手数を生かしたドラミングで“手数王”の異名で知られた。

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 菅沼氏は9月に大腸がんのステージ4であることを公表。活動休止していた。

 同氏は1975年、15歳でプロデビュー。出身地の大阪を拠点に活動。上京後はCHAGE and ASKAや稲垣潤一、織田哲郎、工藤静香、TOSHI(X JAPAN)らのツアーにサポートとして参加。また数々のアーティストのレコーディングでも活躍し、海外でもドラムクリニックを開催するなどし、国際的な名声を高めた。

 SATOKOが自身のHP、SNSに公開した声明文は下記の通り。

先日、ステージ4の癌による療養のため活動休止を発表しました、父、菅沼孝三ですが、昨日、令和3年11月8日に、家族に囲まれ、大切に見守られながら、笑顔で宇宙へと旅立っていきました。

本当は昨年の6月から既にステージ4の大腸がんで余命宣告を受けていましたが、周りには告げずに、懸命に闘病しながら、健康でも困難なペースで、様々な音楽活動、ライブ活動を続けて参りました。

旅立つ1ヶ月前までステージに立ち、生徒を育て、旅立つ数時間前までビートを刻んでいました。ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせ申し上げます。

尚、通夜・葬儀は下記の通り執り行います。コロナ禍にあっての葬儀となりますので、密による混乱を避けるため、一般の方の参列はお通夜のみとさせて頂き、通夜振る舞い等食事の儀は執り行いませんので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。告別式は家族のみで執り行う予定です。

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