マスク不足の原因は「不適切な使用」とWHOが警鐘 品薄対策に手作りマスクは有効か?

世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長が7日、新型コロナウイルス対策に必要なマスクなどの防護具が世界的に不足していると警告。日本国内でもマスクが品薄になり、ネットでは高値で転売されていることがニュースになっている。そこで「買えないなら作ってしまえ!」と、SNSでは手軽な手作りマスクの作り方や手作りするための型紙が紹介され、実際に作って使う人のツイッター投稿がいくつも見られる。

手作りマスクは簡単に作れるが・・・
手作りマスクは簡単に作れるが・・・

手作りマスクの有効性のデータはない

 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長が7日、新型コロナウイルス対策に必要なマスクなどの防護具が世界的に不足していると警告。日本国内でもマスクが品薄になり、ネットでは高値で転売されていることがニュースになっている。そこで「買えないなら作ってしまえ!」と、SNSでは手軽な手作りマスクの作り方や手作りするための型紙が紹介され、実際に作って使う人のツイッター投稿がいくつも見られる。

 たとえば、ガーゼを切って縫ってゴム紐を通す、という丁寧な作り方も紹介されているが、それは面倒、という人のために、タオルハンカチを使った方法が紹介されている。タオルハンカチを折って紐を通して結ぶだけ、と実に簡単だ。使った後は洗濯すれば、またハンカチとしても使うことができる。

 キッチンペーパーを使う方法も紹介されている。キッチンペーパーを蛇腹に折って、両端に輪ゴムをホッチキスで止める。蛇腹を開いて鼻と口に当て、輪ゴムを耳にかければマスク代わりになる、としている。これほど簡易であれば、マスクが品薄状態のなかでも1回使うごとに使い捨てするのも抵抗感は低い。

 しかし、気になるのは、これらマスクの有効性。こんな簡易マスクでウイルスが防げるのか。呼吸器専門の大谷義夫医師(池袋大谷クリニック院長)によると、「有効かどうかは実験データを私は持っていないので、良いとも悪いとも言えませんね」と困惑気味。通常、市販のマスクはウイルスやウイルス飛沫、細菌、花粉などの遮断率試験が行われたうえで販売されているとされている。しかし、タオルハンカチやキッチンペーパーがウイルスを遮断できるかどうかの実験データなしでは、効果はわからないというのだ。

 たとえタオルハンカチなどを使った手作りマスクでも、つけていればウイルスが付着したかもしれない手で鼻や口をあまり触らなくなるのでマシなのでは、とも考えられる。大谷医師は「そもそも、マスク不足は一部の人が買い占めているのが原因ともいわれています。政府主導で一度に1人が購入できる枚数に制限をもうけて、早くマスクが流通するようにするのが一番」という。WHOのテドロス事務局長も罹患者や医療従事者ではない人々のマスクの不適切な使用を問題視している。買い占めなどは自粛すべきだ。

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