光秀が”農民コスプレ”で敵陣に潜入?! 大河「麒麟がくる」第4話は尾張に注目

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第4話が9日に放送される。放送に先駆けて、制作総括を務める落合将氏、演出の藤並英樹氏が4話の見どころを語った。

「麒麟がくる」【写真提供:NHK】
「麒麟がくる」【写真提供:NHK】

第1話で京都、第2、3話で美濃、そして第4話でいよいよ尾張が登場!

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第4話が9日に放送される。放送に先駆けて、制作総括を務める落合将氏、演出の藤並英樹氏が4話の見どころを語った。

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 小豆坂の戦いで尾張・信秀(高橋克典)が瀕死の重傷を負ったことを聞き、道三(本木雅弘)は、尾張に向かうという東庵(堺 正章)に、信秀の容態を探るように命じる。その目付け役を任された光秀(長谷川博己)は、菊丸(岡村隆史)をお供に加え、尾張・古渡城に潜入することに成功。信秀の情報を聞き出そうと四苦八苦する様子が描かれる。

 制作総括の落合氏は「1話は京都を含めて旅をして、2話では美濃の道三を見せた。3話では、故郷(美濃)の道三や光秀を取り巻く人々を描きました。その一方、敵方で、信秀がいる尾張がどういうところなのかを4話で描いています。通常だと1話でやることを(4話まで使って)すごく広くやっています」と通常の大河よりも導入部分を多く取り、視聴者が登場人物たちへ感情移入しやすくなる工夫がされていることを明かした。

戦国時代の若者たちが抱える思いにも注目

 ここまでは、まだ弱冠20歳の青年である光秀の瑞々しさや、のびやかな性格も印象的に描かれている。「(作家の)池端さんが長谷川くんに当て書きをしているので、長谷川くんの透明感があのキャラクターなら一番出るだろうということ。まだ20歳の青年独特の”何者でもない感”が続いている」と落合氏。戦国時代を生きる若者たちの、それぞれが抱える思いにも注目だ。

 また、大河初出演の岡村隆史演じる菊丸が、光秀を旅路を共にしながら存在感を発揮する。演出の藤並氏は「最初はすごく緊張されていましたが、台本の読み方も真摯。大河ということで深刻になりすぎてしまったが、少し軽めのタッチを加えつつ、岡村さんがもともと持っている明るさを出していただけた」と太鼓判。今後の物語の展開に関する重要なキーマンとなりそうな菊丸が、劇中でどんな活躍を見せるかも楽しみだ。

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