俳優の桜井玲香（27）が11月5日に全国公開となる「シノノメ色の週末」（穐山茉由監督）で映画初主演を果たす。10年ぶりに再会する同級生を岡崎紗絵（26）、三戸なつめ（31）が演じる。本作はふんわりとした空気感で物語が進んでいくが、3人はどのような意識で撮影に臨んだのだろうか。

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――桜井さんは映画初主演となりますが、撮影を終えていかがですか。

桜井「とてもうれしかったです。撮影期間中は2人（岡崎、三戸）もずっとそばにいてくれましたし、気負いせず、楽しく撮影ができました。この作品が初主演で良かったと思います」

――岡崎さんと三戸さんは5つ歳が離れています。同級生役での出演でしたが、それぞれの印象はいかがですか。

三戸「あまり自分のことを30代だと思っていないということもあるのですが、年下の人と話すのが苦じゃないので、すんなり紗絵ちゃんとしゃべれました。紗絵ちゃんはすっごい気さく。装っていない気さくな感じ。本当に優しくていい子です。自分のことをしっかりしてないって言ってるけど、私からしたらしっかりしてます。年下だけど頼れる部分がすごくあるなって印象です」

――桜井さんについては？

三戸「（桜井と見つめ合って笑顔で）1番最初に会ったのがスペシャ（スペースシャワーTV）の番組。そのときは全然話してはいなくて、やっぱり乃木坂のイメージが強かったから、最初はキラキラしたアイドルみたいなイメージでした。でも、意外とサバサバしてる。すごく話しやすいし、人間味があるなって感じました。2人とも年下だけど年下っぽくない！」

――桜井さんはお2人にどのような印象をお持ちですか。

桜井「三戸ちゃんは、若月佑美（元乃木坂46）と一緒に舞台をやっていたときにすごい仲良くしていて、それを聞いていたので、あまり遠い感じがしなかったです」

三戸「私もそうかも！　若ちゃんがいたから、そんなに遠い感じがしなかったね」

桜井「だから、自分の中では早く打ち解けられたなって思います。紗絵ちゃんは、はじめましてで、一応年下だけど……みたいな。一応、みたいな（笑）」

岡崎「えぇー！　一応？（笑）」

桜井「うん。そんなの全然感じないし、紗絵ちゃんも私にとっては珍しくワーってしゃべれる存在の人でした。たまーに敬語を迷って使ってくれる。そこで、『あ、気を使わせてしまっているんだ』と感じて、年下なんだなと思ったりしていました」

岡崎「先輩だって思うと、そういうところが出てきちゃう。でも、同級生役なので、距離をグイッと近づけなきゃって思っていました。最初は様子見していたのですが、映画の雰囲気が柔らかいこともあって、グイッと詰めたとしても大丈夫だなって思えて、初めから距離も近くお話させていただきました。

　特になつめさんは、年齢を感じさせない。年齢不詳すぎて、実年齢を聞いたときに本当にびっくりしたんです。だからそれを感じさせずに近くにいてくださったのがすごくうれしかったです。玲香ちゃんは、アイドル時代をずっと見てきていたので、『キャプテンってすごいな』と本当に尊敬していました。だけど、一緒にいると普通の女の子同士として、お話をしてくれて、とにかく距離が近いのがうれしかったです」