X・ZX・スカイ…昭和ライダーが“奇跡”の再集合 村上弘明はしぶしぶ変身ポーズ披露
第34回東京国際映画祭ジャパニーズ・アニメーション部門のイベント「仮面ライダー50th 仮面ライダーアニバーサリー in TIFF」が1日、都内ホテルで行われた。「仮面ライダーX」神敬介役の速水亮(74)、「仮面ライダーZX」村雨良役の菅田俊(66)、「仮面ライダー(スカイライダー)」筑波洋役の村上弘明(64)の昭和ライダーが顔をそろえた。
「仮面ライダー50th 仮面ライダーアニバーサリー in TIFF」イベントに登場
第34回東京国際映画祭ジャパニーズ・アニメーション部門のイベント「仮面ライダー50th 仮面ライダーアニバーサリー in TIFF」が1日、都内ホテルで行われた。「仮面ライダーX」神敬介役の速水亮(74)、「仮面ライダーZX」村雨良役の菅田俊(66)、「仮面ライダー(スカイライダー)」筑波洋役の村上弘明(64)の昭和ライダーが顔をそろえた。
「仮面ライダー」の生誕50周年を盛り上げるイベントで、3人の昭和ライダー俳優の奇跡的な再集合だ。
速水は「仮面ライダーは僕の原点。初代ライダーの藤岡弘、さんが大フィーバーして、仮面ライダーをやったやつはスターになっていたので、決まったときは『ヤッター!』と思った。すぐに教習所で大型バイクの免許を取った。バイクがうまかったV3と比較され、スタッフから嫌味を言われた。びっくりしたのは爆薬。真っすぐ突っ込めばいいと言われ、目の前でドカーンとすごい音がした。ライダーは命がけだった」。
菅田は「僕の場合は特殊。『スーパー1』で最終オーディションに残った。東映がもう1度、仮面ライダーを再興したいと1年間、雑誌で展開し、遊園地を回って、たったの1回だけ正月のスペシャル番組で放送された。ファンの人たちの声で作った仮面ライダー。視聴率はあまりよくなかったが、仮面ライダーが再び始まったということで、喜んだ」と振り返った。
当時大学生で4000人以上のオーディションから役をつかんだ村上は「事務所が了承なく、応募したんです。仮面ライダーは見たことがなかったので、お断りしていいですか、と言ったが、無理やり連れてかれた。3次でオートバイの審査があったが、免許もなかった。グラウンドをバイクで1周し、直線はトップスピードで、と言われたが、ギアチェンジもできず、ブレーキがどこかも分からない。飛び降りたら、バイクが石ノ森章太郎先生たちがいる審査員席に飛んでいった。最悪の結果だ、もう少し早く落ちるべきだったと思ったが、最終テストの5人に残った。4人とも経験者で上手だったが、なぜか8代目に決まった」と明かした。
1年間におよぶ撮影については「撮影のノウハウ、アクションを学んだ。アクションは楽しみで、映像を見ながら研究し、その後の時代劇にも役に立った。立ち回りの基本を教わった。最初の頃のバイクはスタントだったが、最後はウイリー、アクセルターンができるようになった」と語った。
「変身ポーズを取っておきたい」とやんわり拒否していた村上だったが、最後は司会者に促され、しぶしぶ変身ポーズも披露。この模様は東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場ビジョンにて中継された。