寺田農、議員に喝「国会議事堂で試写会を」 永島敏行「狭い世界しか見てない政治家多い」

俳優の寺田農が1日、都内で行われた映画「信虎」(12日全国公開)完成披露舞台あいさつに登場した。当日は同作で共演する永島敏行、左伴彩佳(AKB48)、伊藤洋三郎、金子修介監督、宮下玄覇共同監督も登壇。武田信虎を演じる寺田は、笑いを交えながら同作をアピールしていた。

映画「信虎」の完成披露舞台あいさつに登場した寺田農【写真:ENCOUNT編集部】
映画「信虎」の完成披露舞台あいさつに登場した寺田農【写真:ENCOUNT編集部】

36年ぶり主演作で武田信虎を演じる

 俳優の寺田農が1日、都内で行われた映画「信虎」(12日全国公開)完成披露舞台あいさつに登場した。当日は同作で共演する永島敏行、左伴彩佳(AKB48)、伊藤洋三郎、金子修介監督、宮下玄覇共同監督も登壇。武田信虎を演じる寺田は、笑いを交えながら同作をアピールしていた。

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 36年ぶりの主演を務める寺田は「長生きはしてみるもんだなと思います」と笑顔を見せるも、MCからの「今回どのように挑んだか」という質問には「そういうのは実にくだらない質問でね。これから見ようかという人たちの前で言ったってしょうがないんだからさ」とピシャリ。続けて「歴史の先生に聞いたんですけど、小中学生の8割は忠臣蔵を知らないらしいですよ。そういう時代で時代劇。しかも戦国時代というややこしいものを映画にする。皆さんは途中分からないかもしれない。集中して見てみないとついていけませんので、遅れないようにね。画面だけを見てください」と笑いを交えてアピールした。

 同作は武田信玄の父であり、甲府を開府した信虎(寺田)の晩年を描く。国を追われ、足利将軍の奉公衆となった信虎。信玄の危篤により、勝頼は織田信長との決戦にはやる。信虎は武田家存続のため、最後の知略を巡らせる。

 信玄を演じた永島が「この映画を見て思ったのは、今の日本に信虎がいてくれたらと思ったんです。狭い世界しか見てない政治家が多いですが、信虎は外の世界を見ている」と評すると、寺田は「今度、国会議事堂で特別試写会をやろう。議員の皆さまにみていただきたい」とフォローした。

 今回、寺田はサルとも共演。「サルというのは難しいのね。サルとは目と目を合わせないでくれと言われた。サルは3か月前からトレーニング始まってるんですよ。私らはちょっと前からリハーサルをやっているだけ。サルには負けるよ。サルは3か月だもん。トレーナーの皆さんが『よーくできた』ってサルに言うんですよ。そしたら、『俺たちにもよーくできたと言ってくれ』と言ったら、やってくれましたよ」とエピソードを語り、笑いを誘った。

 最後に寺田は「物語の後半は武田の家名を残すという話になっています。今はよっぽどの家でないとありえない。いつの間にか小室さんっていう名前になっちゃったりするわけですからね。キラキラネームなんかつけている場合じゃないだろうと思う。500年後の今、信虎・信玄・勝頼、3代に渡って成し得なかった全国制覇。この映画がヒットをすることによって、武田家の野望を果たしたいと思っています。どうぞ皆さまご宣伝のほどよろしくお願いいたします」と話し、頭を下げた。

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