デビュー30周年・田川寿美、演歌界では大先輩と若手の間「ちょうど中間管理職だなと」
歌手の田川寿美が1日、都内でデビュー30周年記念コンサートを行った。田川はコンサート前に囲み取材に登場し、「デビューした平成4年とは時代が変わりました。演歌がどうなるのかが楽しみだなと思いつつ、この30年の区切り新たなスタートを歩んでいけるような、けじめの感謝の集いのようなコンサートにしたい」と意気込みを語った。
今後の演歌のスタイルの変化に期待「夢をはせたい」
歌手の田川寿美が1日、都内でデビュー30周年記念コンサートを行った。田川はコンサート前に囲み取材に登場し、「デビューした平成4年とは時代が変わりました。演歌がどうなるのかが楽しみだなと思いつつ、この30年の区切り新たなスタートを歩んでいけるような、けじめの感謝の集いのようなコンサートにしたい」と意気込みを語った。
田川はコロナ禍でライブ活動ができなかった時期もあったが、「16歳からデビューしてずっと走ってきました。昨年のコロナ禍では不安でもありましたが、人としての時間を過ごせてリセットできたような気がします」と落ち着いた表情でコメント。続けて、「ずっと走り続けるとどこかで息切れしちゃうんですよね。そういう意味では、心の安定と人としてささやかなことでも幸せに感じたりすることが大事なんだなと。本当に単純なことなんですけど来てくださる方がいることがありがたいなと思います。デビューして30年、以前は引かれたレールを走ってきただけなんですけど、これからは自分の年齢的にも自分の意識をしっかり保ちながら、一歩一歩、歩いて行ける歌手生活を目指したいなと思いますね」と将来を見据えた。
報道陣から「これからは35周年、40周年続くと思うんですけど」と声がかかると、田川は「恐ろしいですね」と即答し、笑いを誘う。また、「大先輩方がご活躍されている後ろ姿を拝見していると、勇気をいただきますね。演歌界もどんどん変わって20代の後輩の方も出てきて、ちょうど中間管理職だなと。では、自分の居場所をどこに作っていこうかと思うんですけど、40周年、50周年に向けて、演歌のスタイルも変わっていくんでしょうね。そこに期待して夢をはせたい」と熱弁を振るった。
30周年記念曲となる36枚目の新曲「雨あがり」はオリコン週間シングル演歌・歌謡曲ランキングで初登場2位を獲得。同コンサートでも披露した。