俳優の岡田将生が28日、都内で行われた主演映画「聖地 X」（11月19日劇場・配信同時公開）完成披露試写会に登壇。川口春奈、緒形直人、入江悠監督も出席し、撮影の裏話を明かした。

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　同作は、前川知大が主宰する劇団イキウメが上演した同名舞台を映画化したホラー作品。韓国を舞台に、小説家志望の輝夫（岡田）と、結婚生活に愛想をつかした要（川口）の兄妹が、呪われた地「聖地X」に足を踏み入れ、奇妙な現象に巻き込まれていくさまを描く。

　同作はオール韓国で撮影を敢行。撮影について、岡田は「韓国のスタッフの方が、お茶のみ場みたいな場所で、朝一から辛いものを食べているのがかわいく見えた。僕は辛いものが苦手なんです」と振り返り、続けて「ちょっとずつコミュニケーションをとって、1か月間でいいチームができました」と胸を張った。

　また、撮影中のエピソードについて、「ホテルの前に海があって、土日になるとそこでカラオケパーティーをしていて、朝までずっと歌われているんですね。そうすると、なかなか眠れなくて。ずっとその歌を聞いていたから覚えちゃうんですよ」と裏話を明かし、笑いを誘った。

　妹役の川口とは初共演となる。岡田は川口について「本当にうそがない。すごく正直なので、一緒に仕事をしていてすごく気持ちがいい。ダメなお兄ちゃんを演じているんですけど、ちょっと姿勢を正さないと、と思う。現場でもすごい頼っている部分もありましたね」と褒めた。

　最後に、岡田は「日本のスタッフと韓国のスタッフで団結して作った映画です。ホラーとはうたっていますが、本当にいろんなジャンルが含まれている映画で、僕自身もこの映画を見て、とても意外性のある映画だなと。そしてクセのある映画だなと思っております」と伝え、イベントを締めくくった。