KENTAの試合後のコメントが秀逸過ぎて面白い「鉄也~ しっかりせんかい」

新日本プロレスは5日、東京・後楽園ホールで「Road to THE NEW BEGINNING」を開催。22日に引退試合を控えた中西学のタッグ戦をはじめ、全7試合が行われた。この日のメインは、9日に大阪城ホールでダブル選手権試合を行う王者・内藤哲也と挑戦者・KENTAの前哨戦となる4対4のイリミネーションマッチだったが、その戦いと並行して、KENTAと内藤両者のバックステージでの舌戦にも注目が集まっている。

5日の試合後の会見【写真:山口比佐夫】
5日の試合後の会見【写真:山口比佐夫】

「釣り★スタ presents Road to THE NEW BEGINNING」2月5日後楽園ホール大会振返り

 新日本プロレスは5日、東京・後楽園ホールで「Road to THE NEW BEGINNING」を開催。22日に引退試合を控えた中西学のタッグ戦をはじめ、全7試合が行われた。この日のメインは、9日に大阪城ホールでダブル選手権試合を行う王者・内藤哲也と挑戦者・KENTAの前哨戦となる4対4のイリミネーションマッチだったが、その戦いと並行して、KENTAと内藤両者のバックステージでの舌戦にも注目が集まっている。

 この日メインで行われたのは、内藤哲也&SANADA&高橋ヒロム&BUSHIによるL.I.JチームとKENTA&ジェイ・ホワイト&石森太二&エル・ファンタズモによるチームBULLET CLUBの4VS4のイリミネーションマッチ。選手が次々と脱落していき、最後まで残ったのは主役の内藤とKENTAだった。一進一退の攻防の末、ロープ際でのKENTAの前蹴りでリング下に落ちた内藤、軍配はBULLET CLUBに上がった。試合後マイクを持ったKENTAは、内藤哲也に向けて「鉄矢(=哲也)このバカちんが!もっとしっかりせんかい」と内藤を挑発した。

 言うまでもないがKENTAは、東京ドーム大会をバッドエンドに染めた張本人であり、新日本プロレスファンにとっては憎き外敵だ。しかしそのKENTA、徹底したヒールとしての振舞いだけにとどまらず、試合後の秀逸なコメントに注目が集まっている。これまで正論を通してファンを掌握してきた内藤のさらに上をいく、ウィットにとんだコメントがファンのハートをつかみ、徐々にブーイングから声援へと会場を変えている。そのコメントはSNS上でもファンとのやり取りを繰り広げるなど、徹底している。(内藤哲也の「てつや」はKENTAのSNSでは「鉄也」と記しており、以下のKENTAのコメントはすべてSNSにならって「鉄也」に統一)

 注目はバックステージでのコメントだった。「座ろうか」集まった報道陣に語りかけ、自ら床にゆっくりと腰を下ろした。テレビカメラを見つけると「ライブ?昨日の鉄也のコメント見た?」とカメラに問いかけ「まず何よりも先に、鉄也、あれだけの長尺のコメント、よく1回で出来ました。鉄也に大きな拍手を」とKENTAは立ち上がって「オマエらも拍手しろ!鉄也が噛まずにできた!」報道陣を前に拍手「だけど一つだけ訂正すると、メッチャ噛んでた! 噛みすぎー! 一発でやろうっていう気持ち、前に出過ぎちゃってひと言ひと言が噛んじゃってる鉄也。しっかりせんかい、バカチンが!」と緊張感漂う会見場で思わず吹き出してしまいそうな状況をグッとこらえてKENTAのコメントに耳を傾ける。

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