安田顕、人間性を監督に見抜かれる「自分は結果的に面白くなっちゃった人間」と自己評価
俳優の安田顕が25日、都内で行われた主演映画「私はいったい、何と闘っているのか」(12月17日全国公開)完成披露上映会に登場した。当日は金子大地、ファーストサマーウイカ、伊集院光、李闘士男監督も登壇。イベントでは、主演を務める安田が同作をアピールした。
つぶやきシローの小説が映画化
俳優の安田顕が25日、都内で行われた主演映画「私はいったい、何と闘っているのか」(12月17日全国公開)完成披露上映会に登場した。当日は金子大地、ファーストサマーウイカ、伊集院光、李闘士男監督も登壇。イベントでは、主演を務める安田が同作をアピールした。
同作はつぶやきシローの同名小説の映画化。主人公の伊澤春男(安田)は、地域密着型スーパーの万年フロア主任で典型的なマイホームパパだが、脳内では日々妄想がさく裂し、毎日が戦場と化している。
「ちょうど監督が『夫婦善哉』みたいな日常の映画を撮りたいなと思ったそうなんですよ」と安田が話を振ると、李監督は「頑張れば頑張るほどかっこよく見えない人。それがチャーミングに見える人を主役にしたいと思ったんです。そしたら安田さんがいた」と配役のエピソードを明かした。
すると安田は「すごくありがたいお言葉です。自分でもようやく気付いたのですけど、何か面白いことを言わなきゃと思ったときに、面白い言葉が出てくる人間じゃないんですよ。結果的に面白くなっちゃったねで、なんとなくやってきた人間なんですよ。かっこつけなきゃという状態でかっこよく映ったことがないんですよ。必死になんかやっているときに、知らないところで面白いねと言われる人間なので」と自身を評し、「よく分かりましたね。それが」と監督を向いて感心した表情を浮かべた。
同作にちなんで、「パニックになった出来事はあるか?」という質問がMCからあがると、ウイカが「デリケートゾーンの脱毛をしたときに、お店の人に『お姉さん、もしかしてアーティストさんですか』と全部おっぴろげた状態で聞かれたときはパニックになりましたね」と驚きのエピソードを明かした。即座に安田が「これ、確実に見出しですよ。ライターさんがパソコンを打つスピードが速くなりましたからね」と返し、笑いを誘っていた。