宝塚歌劇団の元宙組トップスター・凰稀かなめが、テレビ朝日系ドラマ「ドクターX～外科医・大門未知子～」（毎週木曜、午後9時）の第4話（11月4日放送）にゲスト出演することが分かった。第1シリーズ開始当初から「ドクターX」の大ファンだったという凰稀が劇中で歌声も披露する。

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　凰稀が演じるのは、「東帝大学病院」に極秘入院する人気ミュージカル女優・四季唯花（しき・ゆいか）。パンデミックの影響で出演舞台がすべてキャンセルになるという苦境を経て、ようやく世界的大舞台に立てることになるも、公演を目前に甲状腺がんを患っていることが判明。稽古復帰までに時間がかかることや、首に傷が残ることを恐れる唯花は、大門未知子（米倉涼子）による外科手術も断固拒否し、内科部長・蜂須賀隆太郎（野村萬斎）が推進するメスを使わない「ケミカルサージェリー」を選択するが……という物語。

　第1シリーズから「ドクターX」のファンだったという凰稀。事務所から「誕生日プレゼント」として、ゲスト出演の回の台本を渡されたといい、「『この番組に出られたら』と夢に見ていました。まさか夢がかなうとは。飛び上がりました！」と大喜びしたことを明かした。

　大門役の米倉とプライベートでも親交があるという凰稀だが、共演は今回が初めて。現場では「改めて、ストイックさと美意識の高さ、映像チェックをされるときの真剣な空気、なおかつ場の空気を盛り上げる気配りなど、すべてにおいて完璧な方だな！　と思いました」と、すっかりほれ直した様子だったという。

　劇中では歌声も披露したが、凰稀は「舞台で歌うことの多い私ですが、実はすごく苦手分野で……」と苦笑い。無事に収録を終えると、「今回は全国ネットの人気ドラマで、予想のつかない人数の方々に何よりのプレッシャーでした。収録するまでとても不安でしたが、皆さんのご協力で無事に撮影も終わり、今はホッとしてます」と胸をなでおろしていた。