ムロツヨシ、初主演映画の舞台あいさつで感謝 「マスクをとった顔ではしゃぎたい」の思いも
俳優のムロツヨシが23日、都内で行われた映画「マイ・ダディ」(公開中)の公開後記念舞台あいさつに登場した。当日は奈緒、毎熊克哉、永野宗典、金井純一監督も登壇した。
奈緒、毎熊克哉、永野宗典、金井純一監督も登壇
俳優のムロツヨシが23日、都内で行われた映画「マイ・ダディ」(公開中)の公開後記念舞台あいさつに登場した。当日は奈緒、毎熊克哉、永野宗典、金井純一監督も登壇した。
イベントでは、ムロは満席の会場を眺めながら感謝の意を述べた。
「本日は満席のお客さん。満席にするのは大変なことというのが痛いほど分かっているのに、しかもこのご時世でさ。一回、出演者より(客の数が)少ない舞台をやったことのある男よ。皆さん、よくおいでくださいました。ごめんなさい。僕ばっかりしゃべっちゃって、奈緒ちゃんの声が聞きたい」と一気にまくしたてたムロ。いきなり話をふられた奈緒は「油断していました。ごめんなさい」と謝った。続けてムロは「正直、これが公開日だったらどういう景色が見れたのかと思います。1か月の間、宣伝チームほか映画関係者の方々ありがとうございます」と感謝の意を述べた。
同作は金井監督が、2016年に開催された第2回TCPにおいて総応募数422作品の中から準グランプリを受賞した企画。主人公の御堂一男(ムロ)は、小さな教会の牧師を務めながら中学生の娘・ひかり(中田乃愛)と2人で暮らす。穏やかな2人の生活はひかりの白血病発症によって思わぬ方向に進んでいく。
イベントでは「Q&Aコーナー」を設け、来場者からの質問に登壇者が答えた。「キャストの皆さんの一番好きなシーンは?」という質問に、毎熊が答えようとするが、マイクを手にするのを忘れた。ムロは「好感!」と叫びつつ「毎熊がマイクを忘れるんですってよ」とぼそり。毎熊が赤面しながら、「彼氏が病室で喜んでいるところですね」と答えると、ムロも「僕もそれ言おうとしてた」と反応した。
「ご自分の演じられた役と共通しているところはありますか」という質問には、ムロが「悲観的なことがあっても悲観しすぎないところが似ているかもしれない。一男はどうにかできることはないかを探す。あと受け入れるスピードかな。似ているかなと思いますね」と回答。登壇者も納得の表情を浮かべていた。
イベントが終わりそうになるとムロはわざとマイクを忘れるというボケを入れつつ、「改めまして本当にありがとうございます。マスコミュニケーションの皆様、来ていただいてありがとうございます。満席で映画を皆さんに見ていただけることができました。まだまだ安心できる状態ではありませんが、また、マスクをとった顔で大声ではしゃぎたいです。ありがとうございました」と深々と頭を下げた。