浅倉カンナ、RIZIN次戦への決意 “純情”からの変貌 「キラー浅倉」を発動させるか
“純情可憐タックル女子”。かつて浅倉カンナに付けられた異名・通称だった。それだけ浅倉には透明感のあるクリーンなイメージがあり、事実、業界屈指のベビーフェース。誰に話を聞いても、なかなか浅倉を悪く言う人は見当たらないのだから、それもまた驚きの話でもある。今回はそんな“天然ベビーフェイス”の浅倉に、いくつかの視点から話を聞いてみた。
“天然ベビーフェイス”浅倉カンナに直撃インタビュー
“純情可憐タックル女子”。かつて浅倉カンナに付けられた異名・通称だった。それだけ浅倉には透明感のあるクリーンなイメージがあり、事実、業界屈指のベビーフェース。誰に話を聞いても、なかなか浅倉を悪く言う人は見当たらないのだから、それもまた驚きの話でもある。今回はそんな“天然ベビーフェイス”の浅倉に、いくつかの視点から話を聞いてみた。(取材・文=“Show”大谷泰顕)
「こんにちは、浅倉カンナです。前回の試合(今年3月にあったタイトル戦)で(RIZIN王者の)浜崎(朱加)さんに負けてしまって、またベルトが遠のいてしまったんですけど、今回はまた駆け上がっていくための、またスタートだと思っているので、前回の悔しさをしっかり大島(沙緒里)選手にぶつけたいと思います」
去る9月30日、都内ホテルにて「Yogibo presents RIZIN.31」(10月24日、ぴあアリーナMM)の会見が実施され、出席者の1人、浅倉カンナはそうあいさつした。
浅倉と言えば、デビューしたのが2014年10月。当時16歳だった少女は、16年の年末にはRIZINのリングに初登場。現役の女子高生として制服を着て入場していた彼女も、いつの間にか一端の大人に成長し、今や堂々たる「RIZINの顔」の1人になった。
そのことを本人に伝えると、「うれしい」と笑顔を見せる。本人は謙遜するだろうが、風格とは言わないまでもその存在感はなかなかのもの。それはこの7年間で体感した修羅場の数が浅倉にまとわせたよろいに違いない。
だが、そんな浅倉を持ってしても、王者・浜崎は付け入る隙を与えない。「Yogibo presents RIZIN.27」(3月21日、日本ガイシホール)で行われたタイトル戦では判定までは持ち込んだものの、1-2という僅差で惜しくも敗れてしまった。
「あと一歩だなっていうのはあったんですけど、あの試合は練習でやったことが全て出て、作戦も全てハマってあの試合(結果)だったので、『次にやったら勝てるね』って言ってくれる人はいるんですけど、そんな簡単ではないのかなっていうふうに思っています。全てがかみ合ってあの試合ができたので、まだまだ強くならないと、やっぱり浜崎さんのほうがレベルは一個上だったなって感じました」