“ドラゴン桜ペア”志田彩良&鈴鹿央士、共演映画の裏話明かす 志田が鈴鹿の寝顔“激撮”「かわいく撮りました」
女優の志田彩良が16日、都内で、主演映画「かそけきサンカヨウ」の公開記念舞台あいさつに登壇。本作への思いや撮影の裏話を語った。井浦新、鈴鹿央士、菊池亜希子も参加した。
原作者からのサプライズ手紙も 「ドラゴン桜」でもクラスメート役
女優の志田彩良が16日、都内で、主演映画「かそけきサンカヨウ」の公開記念舞台あいさつに登壇。本作への思いや撮影の裏話を語った。井浦新、鈴鹿央士、菊池亜希子も参加した。
“恋愛映画の旗手”と称される今泉力哉監督の最新作。人気作家・窪美澄の同名短編小説が映画化となった。家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・陽(志田)の葛藤と成長が、同級生・陸(鈴鹿)との“恋まではたどり着かないような淡い恋愛感情”を交えて描かれている。陽を見守る父親・直を井浦、直の再婚相手・美子を菊池が演じている。
志田と鈴鹿は、今春に放送されたTBS系・日曜劇場「ドラゴン桜」での生徒役が記憶に新しい。言わば、“ドラゴン桜ペア”だ。今回の映画は、ドラマで共演する前に撮影されたという。
2人にとって今回の映画が“初めまして”だったとのことだが、鈴鹿は「お互いに人見知りの面があるんですが、志田さんは人見知りじゃないんですよ」と話し始めた。「本読みで1、2時間が数日あったぐらいだったのですが、僕は控室で寝ていて、その寝顔にフィルター付けて、“うさ耳”の写真を撮られて。それで(SNSの)同級生5人トークルームに写真を送られて、寝ているこの人、みたいな。人見知りじゃないですよね」と、志田のいたずら心あふれる裏話を明かした。
これに志田は「小さめの控室だったんです。央士君、背もあるので、大きい人が寝ている光景が面白くて。部屋の半分以上を占用していて、初日のクランクインに寝ているのすごいなと思って、勇敢な男の子だと思って。それでウサギのフィルターでかわいく撮りました」と“釈明”した。鈴鹿は「事務所の人に怒られてきます」とつぶやくように応じ、会場の笑いを誘った。
22歳の志田は役作りのこだわりエピソードを披露した。「陽はまず家事を日常的にやっている女の子。私は恥ずかしい話、洗濯機を一度も自分で回したことがなくて、このままでは家事できない。自然に見えないだろうなと思いました。そこで作品に入る前が緊急事態宣言中で自宅にいる期間だったので、チャンスだと思いました」と話し、家事に実際に取り組んだことを明かした。
「その期間は家族に『きょうから洗濯もごはんも私に任せて』と言って。母から教えてもらいながら、料理も献立も自分で考えて家族の分も作りました」と、料理までも作っていたという。映画で水ギョーザを作るシーンの撮影前には「前日に100個作りました」と明かした。料理は現在もやっているといい、「たまに自炊しています」と語った。
また、映画の公開を記念し、原作者の窪氏からキャスト・監督に向けたサプライズの手紙がプレゼントされた。
今泉監督からのメッセージも届けられ、井浦が代読した。