「全裸監督」主演の山田孝之が村西とおる役「これが日本。すべてが詰まっている」
Netflixオリジナル作品祭レポート第4弾は、山田孝之(35)がAV界の風雲児、村西とおるを演じたオリジナルドラマシリーズ「全裸監督」だ。山田を始め、仲間を演じた満島真之介(30)、玉山鉄二(39)、AV女優の黒木香をモデルにしたヒロイン役の森田望智(みさと=22)、武正晴総監督(52)がトークセッションで顔を揃えた。
Netflixオリジナル作品祭レポート(4)
Netflixオリジナル作品祭レポート第4弾は、山田孝之(35)がAV界の風雲児、村西とおるを演じたオリジナルドラマシリーズ「全裸監督」だ。山田を始め、仲間を演じた満島真之介(30)、玉山鉄二(39)、AV女優の黒木香をモデルにしたヒロイン役の森田望智(みさと=22)、武正晴総監督(52)がトークセッションで顔を揃えた。
物語の舞台は1980年。会社は倒産、妻には浮気されて失意のどん底にいた村西とおる(山田)は、黎明期だったアダルトビデオに勝機を見出し、仲間とともに業界に殴り込む。クセは強いが不思議な魅力のある独特なスタイルと、前例のない大胆不敵なアイデアで旋風を巻き起こした村西と、彼と強い絆で結ばれた仲間たち(満島、玉山)。そして、商売敵や警察の妨害によって窮地に立たされた村西の前に運命の女性、恵美(森田望智)が現れる……というストーリーだ。
主演の山田は「村西さんの人生を全8話で描いているので、スピード感があります。破天荒なので、ワクワクしました」。園子温監督の映画「愛なき森で叫べ」にも出演した満島は「僕は裸を見たり、人を殺したり、なんだろう?」と言いつつも、「山田孝之主演『全裸監督』、やらない理由はない。日本の未来を作っていきたい」。玉山は「よく企画が通ったな。黒船のNetflixが日本にメスを入れる意気込みを感じました」。『百円の恋』などで知られる武監督も「よくこんなものをやるなと思った。けど、面白そうだな。自分でも、よくぞ、やりきったと思いましたが、大丈夫でしょうか? 粘りに粘って今日に至りました」などと苦労を明かした。
山田は撮影前、時代の寵児となった村西氏とも対面したそうで、「プレッシャーはなかった。村西さんが隙間なくしゃべるのをずっと見ていました。村西さんは相手や内容によって、切り替えていく。カメラが回った瞬間に変わるんでしょう。むちゃくちゃ研究し、完コピをしようとは考えてはいなかった」と振り返った。